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何十人が押しても開かないくらいの大きな扉が、ひとりでに開き
柔らかい風が中に入るようにと促す
真っ白な空間に足を踏み入れると、背後で扉が閉まり
眼の前にギリギリ目視できるかくらいの透明の蕾が咲いた
俺のちょうど身長あたりの大きさだ
その花が開いた中に、小さい妖精のような女の子がいた
em「お久しぶりです。シルウェストレ様」
「エーミールちゃん！…と、その子達は……」
kn「えっと…はじめまして」
「ん？…あーー！！天空人じゃない！やだ何千年ぶりかしら！」
kn「え？あ、……はい？」
シルウェストレと呼ばれたシルフは
コネシマの周りをくるくると飛びながら
何やら一人で楽しそうにいている
tn「……何かわからんけど、好かれてんで」
kn「マジなんで？」
gr「よしいけコネシマ。強請れ」
kn「嘘やん」
「いいわよ！私天空人美しくて好きだもの。ある程度のお願いなら聞いてあげるわ」
kn「なるほど。遺物ください」(ド直球)
tn「お前嘘やろ」
ド直球に遺物を強請ったコネシマの図太さにはある意味感激するものがある
その時のエミさんの青ざめた顔といったら、
もはや申し訳ない
シルウェストレはしばらくきょとんたしたあと
コネシマの前に花を差し出した
kn「え………あ、の…ええの？」
「ええ、いいわよ。こんな呪物いらないもの」
gr「呪物？」
大先生の所のセイレーンたちは魔女の遺物を使い、海で自信たちの空間を保っていた
コネシマは遺物の力で、時を刻まず何年も封印されていた
ゾムの遺物についてはまだわからないことが多いが、
俺の持っている遺物だって家が代々管理してきたもの
これだけ聞けばきっと、始まりの魔女の遺物は種族の繁栄にも、発展にも欠かせない
奇跡のようなものだというのに
em「シルウェストレ様、私が見た文献では……」
「遺物は素晴らしいもの、そう記されていたのでしょう？
歴史は人に手によってネジ曲がるわ
魔女大戦だって発端は始まりの魔女の遺物
あなたはその始まりの魔女の遺物がどうやってできたか知っている？」
em「いえ、この国では始まりの魔女そのものが禁忌とされていますから…」
「知っているわ。禁忌扱いにしたのも私だからね。
この際だから教えてあげるわ
貴方達、魂骸って知ってるかしら？」
zm「こん…ん？」
tn「こんがい、やってさ」
「輪廻に乗って巡るはずの魂を縛りつけた…呪物よ」
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立夏*Blessing - コメント失礼します、！小説と関係なくて申し訳ないんですけど3年くらい前に話したことある記憶あるものなんですけど覚えてたりしますか、、、？ (3月17日 21時) (
レス) id: 8c955eb6e7 (このIDを非表示/違反報告)
なな - コメント失礼します！夢小説で泣きそうになったのは初めてです…。設定もすごく凄い（語彙皆無）ですし、zmさんのところだけ違うのもまた素敵で好きです！はたしてniさんは何者なのか…考えるのが楽しくて仕方がないです！更新待ってます！無理はしないでください！！ (12月9日 21時) (レス) id: ff8a2b04ae (このIDを非表示/違反報告)
ぽ - grさんがリーダーのようなものをしているのもあって、とても強いという設定を多く見かけるのですが、grさんが普通の子供として書かれているのが新鮮でいいです。杖に使い慣れていないはずなのに使えているのが天空人の強さを表していて素敵です。更新頑張ってください。 (10月22日 15時) (レス) @page22 id: cb2f978ff8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽ - 感じました、魔王とアンデットの強さの表現もあり没頭してしまいました…ログインしようか迷うほどです笑、更新頑張ってください、応援しております。最近寒くなったり暑くなったりと寒暖差がありますのでお身体にはお気をつけて…。 (10月21日 14時) (レス) @page21 id: cb2f978ff8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽ - わお…だいぶ前の作品もよかったですが今のこの作品は…語彙力がすごく上がっていてかっこいいにもかかわらず笑えるような要素も詰め込んである…さては色んな小説読んで勉強しましたね…？努力を感じます…何よりosとrbrが破壊するところの書き方がとても臨場感？を (10月21日 13時) (レス) @page21 id: cb2f978ff8 (このIDを非表示/違反報告)
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