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gr side
ni「A…？A！」
目の前を歩いていたAが急に倒れた
エーミールはやっぱりか、と言わんばかりに足を止めた
em「皆さんも！幻覚だと思ったら即座にッ！」
Aが心配で、Aの方に行きたいのに
体が動かない
エーミールの声が遠くなっていく
聞こえるのは、誰かの粗い息遣いと、慌ただしい足音
「っグル、ごめんなさい。私が、お母さんが間違っていたわ」
gr「母さ、ん…？」
「あの人に家を任せたのが間違いだったっ！」
抱き抱えられたまま、真夜中の路地裏を抜けて行く
すぐ近くの大通りからは兵士達の俺と母さんを探す声が聞こえてくる
しばらくの間抱えられたままだったが、しばらくして母さんの足が止まった
どうやら街から出た見たいだ
「よかった…ここまで来たら、少しは大丈夫かしら」
gr「かあさん、大丈夫…？」
「ええ、大丈夫よ。これからは私たち2人で過ごすのよ。決して誰にもバレちゃダメなの」
gr「わかった」
これは、誰の記憶だ？
俺の、？
違う。幻覚だ
確かにこの情景は俺の記憶の物、だが違う
ここは今アルフヘイムへの前の森。Aが倒れたなら助けなければ。幻覚を抜けなければ
幻覚に攻撃しても恐らく変わらない。ならこの幻覚の主要人物…
幻覚とは言え、母さんを殺せば…ここから出られる
.
tn side
あれ、俺…何して…
そうや、Aが倒れて、グルさんも倒れて…
「お兄ちゃん？何してるの？」
tn「は…？」
「ママがご飯だからお兄ちゃん呼んで来いって。早く！今日はお兄ちゃんが大好きなクリームシチューなんだから！」
tn「っあ…い、今行く！」
懐かしい牧場の横を妹と共に走り抜けて行く
夕暮れの少し肌寒い時間。朝とよく似ている
妹と共に家に入ると、ダイニングテーブルに座った母さんと父さん。暖かいご飯
幸せそのものだった
「美味しい？」
tn「めっちゃ美味しい」
「お兄ちゃんがね！花冠作ってくれたの！」
「トントンは器用だなぁ」
目の前にあるクリームシチューを人掬い口の中にいれた
その時、思い出した
こんなのあるはずがない。と
だって、家族はみんな…
だから幻覚で楽しく過ごしてるじゃないか
違う、助けなきゃ。グルさんとAを
幻覚だと思ったら攻撃しろ。なんて言われても何を破壊すればいいんだ
この幻覚の主軸となっている、俺の家族…？
俺のせいで死んだ家族をもう一度手にかけなければいけないのか…？
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立夏*Blessing - コメント失礼します、！小説と関係なくて申し訳ないんですけど3年くらい前に話したことある記憶あるものなんですけど覚えてたりしますか、、、？ (3月17日 21時) (
レス) id: 8c955eb6e7 (このIDを非表示/違反報告)
なな - コメント失礼します！夢小説で泣きそうになったのは初めてです…。設定もすごく凄い（語彙皆無）ですし、zmさんのところだけ違うのもまた素敵で好きです！はたしてniさんは何者なのか…考えるのが楽しくて仕方がないです！更新待ってます！無理はしないでください！！ (12月9日 21時) (レス) id: ff8a2b04ae (このIDを非表示/違反報告)
ぽ - grさんがリーダーのようなものをしているのもあって、とても強いという設定を多く見かけるのですが、grさんが普通の子供として書かれているのが新鮮でいいです。杖に使い慣れていないはずなのに使えているのが天空人の強さを表していて素敵です。更新頑張ってください。 (10月22日 15時) (レス) @page22 id: cb2f978ff8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽ - 感じました、魔王とアンデットの強さの表現もあり没頭してしまいました…ログインしようか迷うほどです笑、更新頑張ってください、応援しております。最近寒くなったり暑くなったりと寒暖差がありますのでお身体にはお気をつけて…。 (10月21日 14時) (レス) @page21 id: cb2f978ff8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽ - わお…だいぶ前の作品もよかったですが今のこの作品は…語彙力がすごく上がっていてかっこいいにもかかわらず笑えるような要素も詰め込んである…さては色んな小説読んで勉強しましたね…？努力を感じます…何よりosとrbrが破壊するところの書き方がとても臨場感？を (10月21日 13時) (レス) @page21 id: cb2f978ff8 (このIDを非表示/違反報告)
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