子供達の作戦 ページ17
gr side
「グル、少しここで待っていれくれ」
馬車でしばらく運ばれたあと、見るからに金持ちオーラを放っている大きな屋敷についた
屋敷に入るや否やメイドや執事が一列に並び頭を下げ、
一人の執事と貴族に３階あたりだろうか、長い廊下の奥にある部屋に案内された
部屋の中には大きなベットとクローゼットや、とにかく高そうで綺羅びやかな家具が揃えられている
広い部屋で、一人ベットの上に座る
いくらこんな高そううな家具を用意されようが、美味い飯を出されようが
あいつらがいないとこんなにも楽しくない
zm「っはー！ばれんかった！！」
gr「はぁ？！」
ベットと窓の隙間からゾムが頭をのぞかせた
こいつ、ここまでついてきたのか？
俺が馬車に載せられてる時も、部屋に案内されている時も、ずっと……？
zm「透明化してここまで着いてきてん」
gr「まじかよ……」
zm「＜トントン！侵入成功！そっちは？＞」
tn＜ようやった！こっちも順調や！今んとこシッマから連絡ないけど、さっきチーノからAが情報買いに来たって連絡あった＞
zm「＜てんさーい＞」
gr「ちょ、まてお前ら何で話してんだよ」
zm「とらんしーばー？ってやつ。エミさんの倉庫から見つけてん」
gr「パクってきたんか…」
zm「あんな、もうすぐAがきてくれる。やけど…たぶん、この家はほんまにグルッペンの家や。グルッペンと同じ匂いがする。俺はグルッペンがAの所にいた理由も詳しくは知らん。でも…」
そう言いかけてゾムは口をつぐんだ
ほんの数秒の沈黙が、何十分のように感じるというのはこの事なのだろう
人狼特有の嗅覚を持ってしてここを俺の家だと断言したその表情は、複雑極まりない顔をしていた
zm「やっぱ、さ…ほんまの家族のとこ……帰りたい、よな。ええねんで。素直に言うてくれて」
いつも元気よくピンと立っている耳をぺたんと畳んで、苦虫を噛み潰したような顔をして目を逸らしながらそう言った
家族、か…俺にとってここは家じゃない、ここに家族は居ない
俺にとってこの場所は必要なわけでもないのだから
gr「俺は帰りたい。協力してくれるか」
zm「！…勿論や！」
ぱぁっと明るい顔をして無邪気な笑みを見せた
そして少しした後、トランシーバーから連絡を受けたゾムが青ざめた顔をして部屋を飛び出していった
突然のとこに驚きながらも、トランシーバーを手に取ってみると、コネシマの声が聞こえる
kn「＜Aが魔女裁判にかけられる！＞」
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立夏*Blessing - コメント失礼します、！小説と関係なくて申し訳ないんですけど3年くらい前に話したことある記憶あるものなんですけど覚えてたりしますか、、、？ (3月17日 21時) (
レス) id: 8c955eb6e7 (このIDを非表示/違反報告)
なな - コメント失礼します！夢小説で泣きそうになったのは初めてです…。設定もすごく凄い（語彙皆無）ですし、zmさんのところだけ違うのもまた素敵で好きです！はたしてniさんは何者なのか…考えるのが楽しくて仕方がないです！更新待ってます！無理はしないでください！！ (12月9日 21時) (レス) id: ff8a2b04ae (このIDを非表示/違反報告)
ぽ - grさんがリーダーのようなものをしているのもあって、とても強いという設定を多く見かけるのですが、grさんが普通の子供として書かれているのが新鮮でいいです。杖に使い慣れていないはずなのに使えているのが天空人の強さを表していて素敵です。更新頑張ってください。 (10月22日 15時) (レス) @page22 id: cb2f978ff8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽ - 感じました、魔王とアンデットの強さの表現もあり没頭してしまいました…ログインしようか迷うほどです笑、更新頑張ってください、応援しております。最近寒くなったり暑くなったりと寒暖差がありますのでお身体にはお気をつけて…。 (10月21日 14時) (レス) @page21 id: cb2f978ff8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽ - わお…だいぶ前の作品もよかったですが今のこの作品は…語彙力がすごく上がっていてかっこいいにもかかわらず笑えるような要素も詰め込んである…さては色んな小説読んで勉強しましたね…？努力を感じます…何よりosとrbrが破壊するところの書き方がとても臨場感？を (10月21日 13時) (レス) @page21 id: cb2f978ff8 (このIDを非表示/違反報告)
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