血縁者 ページ13
次の日、俺たちは普通に学校がある為制服を着て鞄を背負っていつも通り街へ降りた
朝の少し冷たい空気と特有の陽の光が、1日が始まろうとしている街を包み込んでいる
今日の教科はなんだったか、忘れ物はないか、なんて事をうっすら考えながら半分寝てるコネシマの手を引く
tn「なぁグルさん、杖っていつ使えるんやろな」
gr「せっかくもらったからには使いたいよなぁ」
一年生でまだ基礎魔法も完了していない俺達はまだまだ使えないとは思うが、俺たちの師匠が作ってくれた杖を早く使いたい。てか自慢したい
俺達はエーミールのとこで基礎魔法なんてとっくに終わってんだよ使わせろ
寝起きで足元がおぼつかなかったコネシマの足取りがしっかりしてきた所で、学校の門が見えた
他の生徒の賑やかな声を聞きながら門をくぐり教室まで向かう途中、見慣れない馬車が止まっているのが目に入った
見たことないなぁ、なんて思ったが俺には関係ないだろうと大した気にもせず、教室に着く頃にはそんなことも忘れて、1限目の魔法生物学の用意をする
gr「起きろ」
kn「ちがう、ついた」(？)
zm「トントンこいつしばけ」
tn「グーで行くで」
コネシマが起きて席についた所で、授業が始まる
魔法生物学の授業で、ゴブリンやサンダーバードなどの様々な種族の生態や伝説に関してを学んだ
天空人の名前が出たときに動揺しすぎたコネシマがペンケースを落としたのは見なかったことにしておこう
そのまま二限目、三限目と授業が進み、気がつけばもう六限目。後少しで家に帰る時間か
六限目の座学が終わり、H.Rを済ませて4人で帰路へと向かった
学校でのサバトやサークルには対して参加していない為悠々と帰れる
zm「寄り道する〜？」
tn「今月ピンチやからパス」
gr「一回帰ってファントム行ってエーミールとこの本パクリにいこうや」
kn「着替えてから行こうや。ついでに食糧調達と材料調達や」
zm「ええやん！そうしよ」
帰ってからの予定を話しながら歩いていると、街がいつもよりざわついていることに気がついた
3人は対して気がついていないようだ
何があるんだ、と街を見回していると今朝学校付近で見かけた豪華な馬車が止まっているのが目に入る
その馬車を見ていると、馬車の中にいる貴族の男と目があった
身なりから察するに、そこそこの権力者だ
関わらないに越したことはない、と目を背けると背後から声をかけられた
「グル…？グルじゃないか！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 361人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
立夏*Blessing - コメント失礼します、！小説と関係なくて申し訳ないんですけど3年くらい前に話したことある記憶あるものなんですけど覚えてたりしますか、、、？ (3月17日 21時) (
レス) id: 8c955eb6e7 (このIDを非表示/違反報告)
なな - コメント失礼します！夢小説で泣きそうになったのは初めてです…。設定もすごく凄い（語彙皆無）ですし、zmさんのところだけ違うのもまた素敵で好きです！はたしてniさんは何者なのか…考えるのが楽しくて仕方がないです！更新待ってます！無理はしないでください！！ (12月9日 21時) (レス) id: ff8a2b04ae (このIDを非表示/違反報告)
ぽ - grさんがリーダーのようなものをしているのもあって、とても強いという設定を多く見かけるのですが、grさんが普通の子供として書かれているのが新鮮でいいです。杖に使い慣れていないはずなのに使えているのが天空人の強さを表していて素敵です。更新頑張ってください。 (10月22日 15時) (レス) @page22 id: cb2f978ff8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽ - 感じました、魔王とアンデットの強さの表現もあり没頭してしまいました…ログインしようか迷うほどです笑、更新頑張ってください、応援しております。最近寒くなったり暑くなったりと寒暖差がありますのでお身体にはお気をつけて…。 (10月21日 14時) (レス) @page21 id: cb2f978ff8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽ - わお…だいぶ前の作品もよかったですが今のこの作品は…語彙力がすごく上がっていてかっこいいにもかかわらず笑えるような要素も詰め込んである…さては色んな小説読んで勉強しましたね…？努力を感じます…何よりosとrbrが破壊するところの書き方がとても臨場感？を (10月21日 13時) (レス) @page21 id: cb2f978ff8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
