佐久間の妹

めめこじ ページ28

.




8:00

出掛ける準備をしてると通知音が鳴った


目黒もうすぐ着くよ




『はやっ！』




急いでメイクを終わらせ、髪を結ぶ




カバンに財布とスマホとハンカチとアクスタを入れて家を出た




マンションを下りれば、目の前に止まってる車




助手席を覗くとめめくんが"後ろに乗って"とジェスチャーしてる




『お待たせしました』


向井「そんなに待ってへんよ〜！」


目黒「おはようAちゃん」


『おはよう、めめくん康二くん』


向井「ほな行こうか」




康二くんの運転でショッピングへ




どうして3人で出掛ける事になったかというと、遡ること3日前




私と大介が帰るタイミングが丁度被り、一緒に帰る事になった




めめくんと康二くんとラウちゃんも同じ現場だったらしく合流したら居た




『大介、木曜日って休み？』




会社側から有給を消化する様に言われ、予定は無いけど3日後に休みを取ったのを思い出した




佐久間「いんや、朝から仕事」




よりよって朝から…




午後からだったら送って貰うだけでも、と思ったのに




佐久間「何か予定あったっけ？」


『有給取ったから出掛けようと思って』


佐久間「さては俺を足に使うつもりだったな」


『うん』


佐久間「正直すぎ！」


『いいや、電車でテキトーにどっか行こ』


目黒「その日、俺と康二出掛けるから一緒に来る？」


向井「ええな、Aちゃん居たら楽しくなりそうやん！」




という流れで今日に至る




向井「Aちゃん朝ごはん食べたー？」


『ギリギリまで寝てたから食べてない』


目黒「俺も笑」


向井「なら、まずご飯やな」




.

.→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す