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彼がなかなか名前で呼んでくれなかったら ページ6

「……何」

少し前から彼女が無言で見つめてくる。最初は無視していたがさすがにと思い声をかける。

『分かってるくせに……』
「だから何が」
『な・ま・え!!』
「……まだ言ってたの」

一瞬うっ……となるがすぐに呆れた口調で言うと、

『だってもう付き合って何ヶ月もたつのになんで苗字なの!?』
「……苗字でも名前でも変わらないじゃん」
『変わるの!苗字は私の家族共通だけど名前は私だけのものなの!』
「それはそうだけど……」

ゲームから目線を外さないがジーッと見つめてくる視線を感じる。

(だって、ずっと苗字だったのにいきなり名前呼びとか……恥ずかしいじゃん)
『……呼んでくれないなら私も孤爪くんって呼ぶ』
「え」

急な提案に思わず目線を彼女の方へ移す。

『孤爪くん』
「……止めてほしいんだけど」
『じゃあ私も名前で呼んで』
「……はぁ……」

全く折れない彼女に呆れつつも自分も苗字で呼ばれてみて彼女の気持ちに気付く。

(最初から名前で呼ばれてたから気にした事無かったけど苗字で呼ばれると変な距離感が……)

どうして彼女が名前呼びに拘るのか理解でき、ゲームオーバーになったゲームの電源を消して彼女の手を握る。

「ちゃんと研磨って呼んで……瑞稀」
『!!ありがとう、研磨くん!』
「……もう苗字で呼ばないでよ。瑞稀の声で名前で呼ばれたい」

彼が他の女の子を好きと勘違いして避けてみた→←彼女がなかなか名前で呼んでくれなかったら



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瑞稀(プロフ) - RIOさん» RIOさん、お久しぶりです!こちらこそ、これからもよろしくお願いします😊 (4月1日 8時) (レス) id: fdd2edd23d (このIDを非表示/違反報告)
RIO(プロフ) - 瑞稀さん、お久しぶりです!「大好きな、孤爪くん」をご観覧、お気に入り登録して頂き、ありがとうございます!書いてあったとうり、更新停止さしてしまいますが、これからもよろしくお願いします! (3月31日 23時) (レス) id: 2e720d1e8d (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - RIOさん» ぜひ!お互い頑張りましょう! (3月14日 20時) (レス) id: fdd2edd23d (このIDを非表示/違反報告)
RIO(プロフ) - ありがとうございます!瑞稀さんも頑張ってください!私も、応援してます!これからも、瑞稀さんの作品を見てます! (3月14日 20時) (レス) id: 2e720d1e8d (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - RIOさん» いえいえ!これからも頑張ってください! (3月14日 7時) (レス) id: fdd2edd23d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑞稀 | 作成日時:2023年9月16日 13時

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