彼女と同棲したい彼 ページ17
「ねぇ、もう帰るの?」
夕飯後、片付けを終わらした後帰る準備をしている彼女の裾を掴み、口を尖らせながら言う。
「泊まっていきなよ」
『仕事関係のもの持ってきてないもん』
「……じゃあ取ったら戻ってきて」
ムスッとしながら言っても『んな無茶な』とケラケラ笑いながら本気にしない彼女。
(本気で言ったのに……もう全部こっちに持ってくればいいじゃん……)
そう考えていると彼女の用意が終わってしまったようで立ち上がるので手を無理矢理引っ張りまた座らせる。
『ちょっ!?危ないよ!』
「……帰んないで」
彼女の方を見ないで言うと『??今日どうしたの?何かあったの?』と顔を覗き込んでくるのでガバッと抱き着く。
『!?だから危ないっ「ねぇ、瑞稀……」え、何?』
「そろそろ一緒に住も?」
『え……』
「ここからでも仕事通えるよね?ここで一緒に暮らそうよ」
彼女に抱き着いているので表情は分からないがオロオロしているのは伝わってくる。
(瑞稀は一緒に住みたくないのかな……)
と不安になっていると力いっぱい胸の当たりを押され体を離される。
「!?え……そんなに嫌『良いの!?』え」
『研磨くん、いくら彼女でも自分の家に居座られるの嫌なのかと……!』
「……だから瑞稀から泊まるって言ってくれた事無かったの?」
そう聞くと頷く彼女にデコピンをする。
「何でそうなるの。そもそも俺から何度も泊まってって言ってたじゃん」
はぁ……と溜息をつきながら言うと『確かに……!』と言うと彼女に本気で呆れながら苦笑して、
「俺はもっと瑞稀と一緒に居られる時間を増やしたい。……この家に来てくれる?」
そう言うと『うん!』と飛びついてくる彼女を抱きとめ、
「ありがとう。……はぁ、やっとこれで約束なくても瑞稀に会えるようになる……」
彼女が知らない男と2人で話していたら→←彼女に合鍵を渡したい彼
172人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
瑞稀(プロフ) - RIOさん» RIOさん、お久しぶりです!こちらこそ、これからもよろしくお願いします😊 (4月1日 8時) (レス) id: fdd2edd23d (このIDを非表示/違反報告)
RIO(プロフ) - 瑞稀さん、お久しぶりです!「大好きな、孤爪くん」をご観覧、お気に入り登録して頂き、ありがとうございます!書いてあったとうり、更新停止さしてしまいますが、これからもよろしくお願いします! (3月31日 23時) (レス) id: 2e720d1e8d (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - RIOさん» ぜひ!お互い頑張りましょう! (3月14日 20時) (レス) id: fdd2edd23d (このIDを非表示/違反報告)
RIO(プロフ) - ありがとうございます!瑞稀さんも頑張ってください!私も、応援してます!これからも、瑞稀さんの作品を見てます! (3月14日 20時) (レス) id: 2e720d1e8d (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - RIOさん» いえいえ!これからも頑張ってください! (3月14日 7時) (レス) id: fdd2edd23d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:瑞稀 | 作成日時:2023年9月16日 13時