初志貫徹【オリオンの刻印】 (ページ38)

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番外編　～実はFF本戦で会ってた３～ページ38

『お、あと30分くらいか・・・』

こんにちは！今日もFF見に来ました、Aさんでっす！

利根川東泉中の試合まであと30分くらい。
この時間をどう使おう。。

考えてたら

ぐううううううううううううううう

と、わたしの腹が叫んだ。

そうだ！お菓子を買いに行こう！！

周りからなんか注目されてる気がするけど気にしなーい。
気にしたら負けな気がする。。

席を立ち、歩き出す。

ここら辺に売店か自販機あったっけ？

わたしは「けっこうな方向音痴」と前に愛する守に言われた
なので、スマホで確認してから行動するのだ！

まあ、それでも迷っちゃうんだけどね・・・

なんて思いながらスマホを取り出すと、
前を歩いていた人のポケットからライセンスカードが落ちた。

わたしはそれを拾う。

ユニフォーム着てるし、選手かな？

『あの、おとｓ(「まじさあー、そいつまじで嫌な奴でさあー」

・・・気を取り直して、

『すいまｓ(「トイレどこー！！？やっべえんだけど！」

「ぎゃはははははははははは！ここで漏らすんじゃねーぞ！」

・・・・・・うるっせえ！！

お前が嫌な奴もお前のこと嫌だと思ってると思うよ！

あとお前はオムツでもはいてこいやーーーーーーーー！

はあぁぁ・・・人多くてザワザワしすぎ！

わたしの声はあの人に届かない・・・

あ、この言葉なんか少女漫画っぽいな。

じゃなくて！

さっき拾ったライセンスを見る

あふうろ、てるみ？

不思議な名前だな・・・

すうっ、と息をすう。

わたしの近くにいる人達すみません。

ちょっと鼓膜破いちゃうかもです

『あふうろさあああああん！！まってーーーーーーーー！』

亜「！！？」

あ、止まってくれた。

て、うそ！
めっちゃかわいい！美人！！

ぜひ友達に・・・！

亜「えっと、何か用かい？」

あ、そうだった。
ライセンスのこと忘れてた・・・

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続きまっす