SJの愛されヨジャマンネ4

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ｽﾏﾝ「これはAが生まれて直ぐの頃の私と有美とAの写真だ。私と有美は君が生まれるずっと前に私が日本に留学していたころに出会ったんだ。
有美は私が留学中に日本語を教えてくれていて、笑顔が素敵で私は一目ぼれした。2年の留学を終えて私は有美に告白したけど、有美は答えをなにもくれなくて…そのまま私は韓国に戻った。

そして私が企業を立ち上げてしばらくしたとき、有美はまた私の前に現れたんだ。今度は取引相手の通訳として。本当に驚いたよ、きっと有美も。
それから取引以外でもたくさん二人きりで会って愛を深めていったんだ。"今度こそ"そう胸に秘めていたとき、また運命は私たちに試練を与えた…。」




ゆっくりと話しながら、時折写真の中のオンマを撫でるスマンさんの姿はなんだか少し私の胸を苦しめた。




ｽﾏﾝ「私に見合いの話が来たんだ。勿論断ったけれど、両親は家紋の為にその見合いをなんとも成功させようとした…。私が心に決めた人がいるというと、両親は有美を見つけ出してきっと有美を脅したんだ。
いつものように二人で過ごした別れ際有美はいつもとは違う笑顔で言った…"私は一人でも大丈夫、あなたが幸せなら私も幸せなんです"、と…。」

「…そのあとは…？」

ｽﾏﾝ「有美は突然日本に帰ってしまって、連絡も取れなくなって私は操り人形のように両親のいうように過ごしたよ。
例の見合い相手と会話もそこそこに直ぐに結婚をして、直ぐにｼﾞｭﾋｮﾝが生まれた」




そうしたら私はいつ生まれたの…？
にぃにはずっと私より年上でしょ…？




ｽﾏﾝ「ｼﾞｭﾋｮﾝが生まれて８年後、私は一度妻と離婚をして逃げるように日本に行き有美を探し出したんだ。そのときに、君を有美が授かって一緒になろうと手続きを進めながら一緒に暮らしてた。
そんな時に、妻から離婚を切り出したにもかかわらず、不当な離婚だと私が訴えられてしまってね…。それに私は勝てず、また妻と再婚することになってしまったんだ…有美と娘…Aを残して…」

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