旅する写真家【仮面ライダーディケイド】【妄想】 (ページ2)

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ディケイド/真の次元の破壊者(前編) ページ2

「おい夏海！夏海、起きろ！」

さっきから呼びかけ続けるも、夏海は一向に起きない。

「…ん、何、士君…」

やっと起きた、と思ったが、安堵はできない。

俺は今、よく居るボディーガード…の様な姿をした人型の何かに捕まっている。

あくまで俺だけだ。

「おい、どういうことだ！夏海、なんなんだよ！！」

俺は写真を撮りたかっただけなんだ。

「…？！お前は…」

誰かと喋ったやつの方を見た。

するとそいつは、俺だった。

「お前、何者だ。俺に随分とそっくりの様だが。」

そっくりじゃない、まるっきり同じだ。

似てるとかの次元じゃない。

何から何まで俺なんだ、こいつは。

「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ。」

仮面ライダー…？

何か、どこかで聞いたことがある気もする…

頭が痛い…目がまわる…吐き気もする…ぐっ…。

「ぁ…ぐ…ッ…」

俺は、そこで気を失ったものの、何かを最後に手の中に収めた…。