＊*089*＊-ホントのココロ ページ30
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「──で！あ・の・日は一体、何があったって！？」
ジュルルル〜〜ッとオレンジジュースを飲み干して、前のめりにるんちゃんが言う。
朝から呼ばれて、やって来たのは駅チカのカフェ。
「焦ったんだからね！？急に別行動になるわ、ワケは聞かされないわで…」
『…えへ…ごめんね。色々あって』
本当に色々…。
心の中で補足しながら、ごめんと頭を下げた。
「……まぁいいよ？でもさ、その“色々”を説明してほしいんだな〜あたしゃ。もう何聞いても驚かないからねぇ」
『うっΣ…』
「まさか隠す気ないよね」と圧をかけながら、るんちゃん。
私は“うさイチゴん×駅cafeコラボジュース”をちびちび啜りながら話す。
あの日会場で起きた出来事。
ぶつかった女の子の心を読んでしまったことから、偶然事件の解決に繋がって。
それから……彼に打ち明けて、「考えさせて」と言われてしまったこと。
大ちゃんがやりとりを聞いて、気づけば連れられてその場を離れたこと。
「……」
『……』
「そっか、…そうなるよなぁ…てか有岡、」
るんちゃんは考えるようにグーの手で自分の額を押さえる。
私が秘密を打ち明けて、同じ状況を体験した彼女だからこそ、涼介君の戸惑う気持ちがわかるかもしれない。
だけど、少し
るんちゃんは「頑張ったね、A」と笑って慰めてくれた。
「そだ。実はあの日、有岡から連絡きてさ」
『え？大ちゃんから？』
涼介君の前から連れられた後。
家まで送ってもらった私に大ちゃんは何も聞かなかった。
ただ、いつも通り。
──「俺は戻るけど…何かあったら絶対、俺に連絡して。」
労るように優しく一言そう言って私の頭をぽんぽんっ、と撫でた。
「“Aのこと見ててやって”って、それだけよ？理由聞いても答えないし、もぉ！って！でも今納得。……あ、すみませーん！」
言いながら、片手を挙げて店員さんを呼ぶ彼女。
つくづく思う。
私は人に恵まれたな、…って。
大ちゃんの優しさと、こうして受け入れてくれてる彼女の存在。
知念君や中島君もそうだし、
伊野尾先生とか、他の人もそうだ。
それに──
『……るんちゃん』
「ん？あ、ごめん。あたしだけ頼んじゃったよ」
「何か食べたかった？」と聞かれて、私はふるふると首を横に振った。
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白湯(プロフ) - 侑涼ｰあゆりｰさん» あゆりさんこんにちは(*´▽`*)見つけていただき、とても嬉しいです…！初投稿からかなり経ってしまったのですが、最近もコメントいただけるのが有り難く、また励みになります(泣)遅いですが、ゆるゆるお付き合いくださいませ(*´pωq｀*) (2019年1月7日 14時) (
レス) id: 044d7bd8b4 (このIDを非表示/違反報告)
侑涼ｰあゆりｰ - 昨日見つけた作品なのですが、続きすごく気になります!!続き頑張ってください* (2019年1月7日 11時) (レス) id: c3981464e0 (このIDを非表示/違反報告)
白湯(プロフ) - みかんさん» みかんさん初めまして♪コメント嬉しいです(*´pωq｀*)ありがとうございます！頑張ります♪ (2019年1月6日 20時) (レス) id: 044d7bd8b4 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 続き楽しみにしてます！！ (2019年1月6日 8時) (レス) id: 4eea20fdcf (このIDを非表示/違反報告)
白湯(プロフ) - あおさん» ありがとうございますﾟ(ﾟ＾ω＾ﾟ)ﾟそう言っていただけると励みになります…m(*_ _)m更新率こんなんですが続けるつもりはあるのでﾟ(ﾟ＾ω＾ﾟ)ﾟよろしければお付き合いください…！(*´▽`*) (2018年11月19日 21時) (レス) id: 044d7bd8b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白湯 | 作成日時：2017年7月9日 16時
