113話 ページ9
皆が練習を始めていると、花園さんが戻ってきた。なんだ結局見学するんじゃん。
同じことを思ったのか、未来ちゃんが舌打ちをした。見ただけでイライラしてるのが伝わる。
私を見つけた花園さんが、小走りで私の前へやってきた。
「魅鳥先輩っ!さっ、さっきは、みんなの邪魔をしてしまってすみま」
「謝るのは私じゃないでしょ。選手の皆だよ」
花園さんの謝罪を遮り、部員に謝らせるよう促す。
私はそこまで怒ってないし、私が謝られても何だか後味が悪い。
花園さんは、はい!と返事をし、謝りに行った。
「見学しに来たってことは、入部するつもりってことよね?2人で十分じゃない?」
「も〜そんなに私と二人でしたいの?」
コソコソっと耳打ちをするように言いに来る未来ちゃんに、“二人で”を強調して顔をニヤつかせながら言うと、頬を赤く染めて、
「ンなわけないでしょッ!馬鹿じゃないの!?」
と、大きめの声で言った。可愛いなクソ。
「はいはい」
「違うからね!?勘違いしないでよねっ!?」
「はいはい」
にんまりしながら、必死に否定する未来ちゃんをあしらう。
「あのっ!先輩!」
「……なに?」
「ヒッ……あっ、篠崎先輩もさっきはすみませんでした。
あっ、え、えっと!お仕事のお手伝いとか出来ないかなって……」
未来ちゃんにだけ謝ってないのはダメだと思ったのか、途中で気づき謝った後、モジモジしながら話す花園さん。
「手伝い?」
「あっ、はい!入部したくて……先にお仕事覚えておきたくて……っ!」
「フーン……じゃあ、教えてあげるからついてくる?」
少々キツめではあるが、未来ちゃんの優しさからだろうか。多少のデレも入っているのかもしれない。
はい!と目を輝かせて3人で水道へ向かった。
***
あれ、ヒロインちゃんいい子になっちゃってるよね……?
ダメじゃね?と考えたので次回から酷くしていきます!!
最後には更生させたいので、見守っていただけたら嬉しいです*.(๓´͈ ˘ `͈๓).*
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いちごみるきー(プロフ) - めらんこりっくさん» 私のなんて駄作ですから、あの、はい。すごく下から見てもらったら嬉しいです((( (2018年8月13日 22時) (レス) id: faf0fe0e83 (このIDを非表示/違反報告)
めらんこりっく(プロフ) - いちごみるきーさん» うっひょあ!大好きだなんて照れますよぉ……///まさかコメントをいただけるとは……(泣)更新頑張ります……(菩薩顔)いちごみるきー様の作品も拝見させていただきますね!コメントありがとうございました! (2018年8月13日 22時) (レス) id: a771853725 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるきー(プロフ) - 初コメ失礼します!!もうだいすきです早く見たすぎてやばいです、更新待ってます!!がんばってください! (2018年8月13日 22時) (レス) id: faf0fe0e83 (このIDを非表示/違反報告)
めゆめゆ(プロフ) - めらんこりっくさん» 了解です (2018年8月9日 10時) (レス) id: f98621b8aa (このIDを非表示/違反報告)
めらんこりっく(プロフ) - めゆめゆさん» ありがとうございます!!こちらの方でも紹介したいのですが、URLとかって貼れますかね……?あっ、続きはボードでお話させていただいてもいいですか? (2018年8月9日 0時) (レス) id: 8c203ad89a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めらんこりっく | 作成日時:2018年8月4日 22時