ダサいのがバレたから、偽カノすることになった 4th【及川徹】

134話 篠崎side ページ30

及川から全てを聞いた。

真剣な目を見ると、嘘をついているようには思えないし……。

「……でも、あの子ってそんな策士だったっけ」

そんな風には思えないけど。

どちらかと言うと、天然でTHE・女の子って感じのヒロインだと思ったんだけど……。
まぁ、普通にイラつくから好きじゃないけどねっ！！


「その……花園さん？は、及川のこと好きなんでしょ？で、Aと別れさせようとしてるのか……。めちゃくそ厄介だね」


莉果が頭をひねりながら、そう言う。

ない頭使うと結構痛くなるよ。ちなみに体験談だ。


「ま、そうよね。でも花園さん触ったのはお前悪いわ。なんでキスしようとしたワケ」

「ねぇ俺の心どんどん抉られていくからその質問やめない？てかさっき話したよね？？」

無視を見る目で及川を見ると、必死に及川がそう言うからちょっと面白い。


「……謝りたいし誤解解きたいんだけど、Aちゃんどこにいんの。教室にいないってことは他の場所でしょ？」

「今及川に会わせたら、Aダメかなって思ったから言わない。もうそろそろ昼休み終わるし、大人しく待っとけば」

莉果が及川の肩にぽんと手を乗せるとじゃあね、と言って自分の教室に戻ってしまった。

「ま、そういう事だから。じゃあ私も席戻るし」

そう言って、席につこうと及川から離れた。


及川が不機嫌そうな顔をしているのは見てなかった。


.



5時間目の数学の授業。
やべだるい。眠いし眠い。

つまらない数字のこと聞かされて眠くならない方がおかしいと思う。

ちなみにAちゃんは、保健室に小春ちゃんと一緒に行って授業もサボるつもりらしい。
いーなー。私も休みたかった。でももうそろそろ内申やばいなぁ……。

そんなこんなで今日をすごしました。




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終わり方雑なのはすみません、、、。

花園ちゃんは悪女にしましょう！諦めました！
(清々しい笑顔)


そしてまぁ新作というかなんというか……。

暇な時にでも読んでいただければと思ってます。↓

七森さんのこじれた恋愛論【国見英】

135話→←133話 及川side

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