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S.Sside
「とにかく大阪から離れたくて
持ってたお金で東京行って
電車乗って適当に降りて
ブラブラさまよっててしんどくて
明日はどこに行こう、今日はどうやって生きよう
そう思ってた矢先、社長に会ってこうしてデビューしたの
お母さん、乳がんで死んだって
私があの時お母さんを
突き放してなかったら乳がんにならへんかったんちゃうかって
怒鳴ってなかったらこんなことにならへんかったんじゃないのかって
一昨日お父さんが来てたのもお母さんの事を伝えるため
大阪に行ってお母さんの死体見せるため
そこでお父さんは私に言うたの
もっと母親を大事にすべきやったんちゃうか？って
お父さんはお母さんのことを大事にしてた
やからその言葉が痛かった、確かにって思った
第三者からすればお母さんは私を捨てたも同然
あそこで突き放すのだって当たり前の行動
私考えた、なんであんなにもお母さんに引っ付いてたのか
私、お母さんしか居なかった
ランドセルもリコーダーもケンハも上靴も中古で貧乏でクラスからいじめられてて友達減っちゃった私にとってお母さんしか居なかった
お母さん無くしたら何もかも無くなるから
あんなに必死なんやったんよ
お母さん、死んでもうた...ｯ...ｳｳ...(泣)｣
一言で表すなら
波乱万丈な人生
やろうか、
いや、もっと酷やったかも知らへん
松村先生が言いたかった(名前)の家族のことはこれ程に重たいものやったんか
(名前)はテレビに出てたくさん売れてドラマに出て...
どこかで母親に申し訳ない気持ちを持ちながら仕事をしていたのやろうか
渋「泣いて、ええねんで」
ヤスと亮が18:00まで仕事
他のメンバーは１日OFF
19:45、俺の家に来てくれとみんなに伝えた
ずっと隣におってくれたら皆にも話せる、
泣きながら(名前)はそう言うた
皆に話すのはもう少し落ち着いてからでもええねんで？
そう言うても
今じゃないと一生話せへん気がする
そう言うから、(名前)を落ち着かせるため
もう1度ベッドに行って二人でお昼寝をした
泣きまくって疲れたのか
(名前)はすぐに寝息を立て始めた
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作者名：亀 ちゃん。 | 作成日時：2017年4月8日 0時
