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story 90 ページ42
廉と過ごす高校での日々も
終わりが近づいて来た頃だった。
私に残酷な話を親からされた。
A『え、まって。今なんて…？』
A母『この街を引っ越すの。』
A『なんで…どうして…？』
A『お父さんと離婚することにしたの。』
A『私は嫌だよ…この街を出るのも…離婚も…』
全てが一瞬で真っ暗になって私は家を飛び出した。
その日初めて
廉からの着信も出ることをしなかった。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
着信:永瀬 廉
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
携帯の画面を見ると廉からの
不在着信が何十件もあった。
LINEもたくさん来てて。
〖廉:いまどこにおる？とにかく連絡して。〗
〖廉:どこ？怪我してないか？〗
〖廉:頼む、電話でて。〗
〖廉:A〗
〖廉:大丈夫か？〗
きっとお母さんから聞いたんだろう。
廉は優しいから。
でも、私は廉と離れるのは嫌なんだよ。
神様はどうしてこんなことをするの。
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作者名：愛結綾 | 作成日時：2018年10月4日 9時
