好きだと素直に言えたなら Ⅱ《Ren.N》 (ページ12)

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story 60 ページ12

次の日の部活終わりだった。
部活の子から門の辺りで誰かが待ってたと言われて門に向かった。

廉かなって思ったけど、廉なら部室まで来るし。

A『え…紫耀先輩…？』

紫『あ、Aちゃん。やっほ～(笑)』

A『どうしてここに？』

紫『今日ここの近くに用事があったから、バイト一緒に行こうと思ってさ(笑)』

A『あぁ、なるほどです！まだ部活終わってなくて、廉もまだなんです。』

紫『廉…』

A『ん？…あ！廉！！』

廉『部室におらんから焦った、なんで紫耀がここにおるん？』

A『ここの近くに用事があったんだって。』

廉の表情が怖かった。
玲香さんの時と同じ顔に見えた。

あの時の廉は見たこともない顔をしてて。

玲『ご、ごめんなさい…。』

廉『…』

A『もう気にしないでください…私は何もされてません…大丈夫ですから…』

玲『あ…ありがとう…』

廉『ごめんやけど…俺は…絶対許せんから…』

A『廉…』

廉『俺になんかするなら別に怒らん。でもこいつに…Aにこんな思いさせるのは…絶対に…許さん。』

玄『本当に大丈夫なの…？』

A『はい。本当に怪我はしてないですし、大丈夫です…心配かけてごめんなさい…』

勇『なんで…Aちゃんが謝るの…』

廉『Aが良いって言っても俺は許さんから。A行こう。』

今の廉は何を思ってるの。