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届いたかな。廉に。
一緒に卒業したかった。
一緒に居たかった。
でも。もうこれ以上は私も…
ごめん…ごめ…ん…廉。
静かすぎる時の中、海の中へ
1歩ずつ足を踏み入れたときだった。
廉『A！！！！！！』
A『…！！…』
そこにはいるはずのない廉がいた。
A『……』
廉『やっと…見つけた…ほら…戻ってこい…』
今にも涙を流しそうな廉の顔を見て
私は情けなかった。
ここまで迷惑をかけて…情けなかった。
廉『…A…っ…？』
A『“ごめんね。ありがとう。”』
声が出ない。言葉ですらもう伝えられない。
廉…。大好きだった。だからどうか…
他の人と幸せになって…。
そう思いながら、立ち止まった足を動かした。
廉『！！！』
ﾊﾞｼｬﾝﾊﾞｼｬｯ
荒々しく海の中へ入ってきた廉が
私を抱きしめた。
廉『どこに行くん…俺置いて…どこいくねん…っ。』
A『……』
声が出せない私は必死にもがいた。
でも…
紫『廉！！A！！！』
みんなが来て…私と廉を海から連れ出した。
廉『ﾊｧﾊｧ…ｯｺﾞﾎｯ…Aっ…』
A『ﾊｧﾊｧ…ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ…』
勇『2人とも大丈夫か？！』
玄・優『Aちゃん…』
紫『なんで…こんなこと…したんだよ…』
A『……』
廉『…Aっ…？』
声を発しない私を廉が不思議そうに見つめてきた。
海『A…もしかして…声出ないの…？』
A『！！！』
バレたくない。だから必死に首を振った。
だけど廉に通じるはずもなくて。
廉『ごめんっ…すぐに助けてあげれんくて…』
A『…ｯｸ…』
廉に抱きしめられて…涙が止まらなかった。
廉『ごめん…ごめんな…ｯｸ…』
廉…廉は何も悪くないんだよ…
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愛結(プロフ) - 涼宮美桜さん» いつもコメントありがとうございます！胸に刺さる作品にできて光栄です！ (2019年7月27日 15時) (
レス) id: 61534cea3d (このIDを非表示/違反報告)
涼宮美桜 - 今回のお話もとっても感動して泣いちゃいました。素敵な作品をありがとうございます！！ (2019年7月27日 15時) (レス) id: 67fa9efd8d (このIDを非表示/違反報告)
愛結(プロフ) - 泡姫さん» コメントありがとうございます(;_;)そう言って頂ける作品に出来て良かったです(;_;)(;_;) (2019年1月2日 1時) (レス) id: d087026e5e (このIDを非表示/違反報告)
泡姫 - とっても感動しました！(涙) 大好きになりました (2019年1月1日 13時) (レス) id: 8045efaf3e (このIDを非表示/違反報告)
愛結(プロフ) - Amaneさん» コメントありがとうございます(;_;)そうなんですね(;_;)少しでも胸に残る作品になっていれば嬉しいです(;_;) (2018年12月30日 2時) (レス) id: d087026e5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛結綾 | 作成日時：2018年11月8日 9時
