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page 31 : 紫耀 side ページ32

紫耀 side

あれから1年が経って
廉もようやく落ち着き始めた。
Aがどこにいったのか
どうなったのか、俺たちには分からなくて
学生の俺たちにも探す限界が来てた。

廉『紫耀、卒業式遅れる、いくぞ。』

紫『あ、うん。大丈夫か…廉。』

廉『…大丈夫ではないけど…信じてるから。大丈夫。』

1年が経っても、まだAを思い続ける廉。
なぁ、A…。今どこで、何してる。
あの日何があったんだ。

?『……』

体育館に着いたらみんながいて俺達を呼んだ。

玄『あ、廉!紫耀!』

勇『いよいよ、卒業だな。』

優『あっという間だったな。』

海『元気にしてるかな。』

全員があの日からどれだけ探しても
見つからなくて何一つ手掛かりは残ってなくて
苦しんでもがいた。

廉『きっと元気にしてる。絶対に。』

涙をためながら話す廉を俺達は
見守ることしかできなかった。

卒業式の帰り道だった。
後輩の子から話しかけられた。

後『廉先輩!!これ、さっきそこで預かったんです。』

廉『俺に…?』

廉に渡されたのは大きな花束で
そこには小さなメッセージカードが
刺さってて見覚えのある字が並んでた。

“心配かけてごめんね。元気そうでよかった。”
“廉と過した時間は宝物でした。大好きでした。”
“卒業おめでとう。”

廉『これ、もらったのいつ?!』

後『えっと、1時間くらい前だったと思います。』

廉『Aっ…』

紫『廉、手分けして探そう。まだ間に合う。』

A…いま何を考えてるんだ。

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愛結(プロフ) - 涼宮美桜さん» いつもコメントありがとうございます!胸に刺さる作品にできて光栄です! (2019年7月27日 15時) (レス) id: 61534cea3d (このIDを非表示/違反報告)
涼宮美桜 - 今回のお話もとっても感動して泣いちゃいました。素敵な作品をありがとうございます!! (2019年7月27日 15時) (レス) id: 67fa9efd8d (このIDを非表示/違反報告)
愛結(プロフ) - 泡姫さん» コメントありがとうございます(;_;)そう言って頂ける作品に出来て良かったです(;_;)(;_;) (2019年1月2日 1時) (レス) id: d087026e5e (このIDを非表示/違反報告)
泡姫 - とっても感動しました!(涙) 大好きになりました (2019年1月1日 13時) (レス) id: 8045efaf3e (このIDを非表示/違反報告)
愛結(プロフ) - Amaneさん» コメントありがとうございます(;_;)そうなんですね(;_;)少しでも胸に残る作品になっていれば嬉しいです(;_;) (2018年12月30日 2時) (レス) id: d087026e5e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:愛結綾 | 作成日時:2018年11月8日 9時

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