story 62 : 廉 side ページ17
廉 side
町外れの工場に近づくと叫び声と
一緒に微かにAの声がした。
扉を開けて入ればそこには今にも殴られそうなA。
廉『A！！！！！！！！！！』
こっちをみたAは酷く怪我をしていて
呼吸も荒かった…。
廉『お前の目的はなんだよ…こんなことして…タダで済まされると思うなよ…』
A『廉…くん…』
ファ『廉…くん…へぇ…芸能人がホントにこんなところに来るんだ…(笑)』
A『もう…やめてください…ﾊｧﾊｧ』
優『今なら戻れる…君も！！！！』
紫『だからやめるんだ！！！』
廉『Aを…返せ…。』
ファ『…なんで…なんでこんな女なの！！！私だって廉くんが大好きなのに…！！！！』
廉『！！ってことは…やっぱり…ファンなのか…』
ファ『今更気づいたの…こんな子の為に…私の負けだ…あぁ…いいわよ…返してあげる…』
廉『Aっ！！！』
俺はAに駆け寄った。そして抱きしめた。
A『…ﾊｧﾊｧ…ｯｸｯ…ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ…』
玄『君、廉のファン…？だからこんなことしちゃったの…？』
勇『廉のファンなら…廉が悲しむことはしちゃいけない。きちんと罪を償って。そしてまた僕達の事を廉の事を応援して。』
ファ『…ごめん…ｸﾞｽｯ…なさい…』
その場でそいつは捕まった。
世間には全てが報道された。
今回のことは俺達も会見を開きざるを得なかった。
記『永瀬さん！！今回の事件についてどう思いますか！！』
廉『僕の行動の浅はかさが起こしたことだと受け止めています。皆様にご心配、ご迷惑お掛けしましたこと…本当に本当に申し訳ありませんでした。』
記『お相手の女性はどうなったんですか！』
廉『一命を取り留めました。ですが危険な状態です。いつ、何があってもおかしくはないと言われています。』
記『捕まった犯人の方とはどうなさるんですか！』
廉『彼女の意向もあり、示談とさせていただきました。ですが…俺は…やはり…許すことは出来ません。』
紫『廉…』
廉『どうかお願いします…彼女がこれからどうなるのかは僕にも分かりません…ですが万が一のことがあった時、恐らく俺は貴方を恨んでしまう。だからきちんと罪を償ってください。彼女が命懸けで戦ったように。貴方はきちんと罪を償ってください…』
涙ながらに伝えた記者会見は終わり、
俺は病院にむかった。
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愛結(プロフ) - 涼宮美桜さん» 本当にそんな風に思っていただける作品に出来て良かったです(＞＜)私自身も想いを込めて書いた作品なので、そう言って頂けて嬉しいです。ありがとうございます！ (2019年7月23日 20時) (
レス) id: 61534cea3d (このIDを非表示/違反報告)
涼宮美桜 - 誰かの書いた物語を読んでこんなにも号泣したのは初めてです。読んでいる途中で泣いてしまい、涙が溢れて目が涙で滲んで読めなかったので一生懸命に涙を拭いながら読みました。こんなに最高で素敵な作品を書いてくださりありがとうございました！ (2019年7月23日 17時) (レス) id: 67fa9efd8d (このIDを非表示/違反報告)
愛結(プロフ) - 聖羅さん» こんばんは。少しストーリーは異なりますが別世界編として新作にさせていただきました！もし良ければご覧下さい(＞＜) (2019年3月11日 23時) (レス) id: 61534cea3d (このIDを非表示/違反報告)
愛結(プロフ) - 聖羅さん» コメントありがとうございます！ご意見ありがとうございます！現在更新している小説が完結しましたら考えてみたいと思います！ (2019年1月8日 23時) (レス) id: d087026e5e (このIDを非表示/違反報告)
聖羅 - 主人公が死なない場合も見てみたいです！ (2019年1月8日 21時) (レス) id: 598db5caaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛結綾 | 作成日時：2018年9月18日 18時
