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「でもさっきのいいなぁは本音だったでしょ」
「………み、ミスコンに出れるのいいなぁって思っただけダヨ」
放課後。準備も一段落して補習もないから久しぶりに由香と一緒に駅まで歩く。
…話すことといえば、話題はさっきのことになるわけで。
「もう…さっさと好きって認めちゃえばいいのに」
「………だめでしょ。相手歳上だし、関係だって違うんだから」
ずっと思っていたこと。
正直否定は心の中でしていたけど、好きという気持ちには抗えなかった。
現に今否定せずに話し出してしまったし。
小さく、でも確実に蓄積していたこの好きという気持ちに蓋なんてできっこなくて、……もう、認めるしかない。
でもその好きという気持ち自体を否定してくる壁は当然あるわけで、年齢、関係……生まれる年が違うだけで価値観だって変わってくる。
そもそも向こうが生徒を好きになる、ましてや告白だとかお付き合いなんてことがあったら警察案件だし。
「……由香はさ、私が先生のこと好きって知って引かないの？」
「引くわけないじゃん！そもそもAは恋愛しなさすぎ…！だから人のこと好きになることあるんだーって驚きはあるけど…
年齢差とか、色々あるけどさ…私は人として好きならいいと思ってるよ。」
「人として…」
「まぁ、好きになっちゃったもんは仕方ない！相手がどうだろうと！
そうだなぁ…一旦壁にぶち当たってみる？」
そう話す由香に、そうしようなんて簡単に頷くことも出来なかった。
まだ、彼の目の前で英語の短文を眺めていたい。
わざと間違えてるんじゃなくて、本当に分かっていない私に一つ一つ丁寧に優しく英語を教えて欲しい。
まだその願いが続くんだとしたら、自分からは断ち切りたくないって思ってる。
「…………変に、行動はしないと思う。…ずっとこのままでもいいと思ってるし」
「……そう。まぁ私は、何かあったらなんでも聞くからね」
そう笑ってくれる彼女に、私は小さくありがとうと呟いた。
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かめそん(プロフ) - 羽鶴さん» いつもコメントありがとうございます…！ぜひ大人なkrさんを楽しんで頂けたらと思います！ (4月1日 23時) (
レス) @page1 id: e5672cfe47 (このIDを非表示/違反報告)
羽鶴(プロフ) - 新作だ…！大人なクロノアサさんまじかっこいいです！応援しています！ (3月28日 1時) (レス) @page18 id: fcd2bda98b (このIDを非表示/違反報告)
かめそん(プロフ) - 紅茶さん» 今回も読んで下さりありがとうございます…！コメントくださって嬉しい気持ちでいっぱいです。紅茶様も体調には十分気をつけてお過ごしください！ (3月26日 14時) (レス) id: e5672cfe47 (このIDを非表示/違反報告)
紅茶(プロフ) - 新作ありがとうございます！今回も気になる設定だし推しが先生だしでもう最高です！またかめそん様のお話が読めることを嬉しく思ってます！最近は花粉症がひどいらしいので気をつけてくださいね。 (3月24日 22時) (レス) @page15 id: 8df0b94832 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かめそん | 作成日時：2024年3月23日 20時
