20.残り6ヶ月 ページ21
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「じゃ、今後のことについて話すね」
食器も片付いた綺麗なテーブルを囲うように集まるとクロノアさんが口を開いた。
「まず俺らの仕事から。
俺らは罪のない人間を助け、罪のある人間は始末をする仕事をしてる。」
「まぁ昨日ここにAが来たのもそれが理由。何もしてないAが暗殺される、それが昨日だったから俺らは連れきたってわけ」
続いて話すぺいんとさんの言葉になるほど…と零す。
そうして、クロノアさんも頷いて、続きを話し出した。
＿＿＿＿＿要は、彼らは小さなグループにいるけれど元をたとれば大きな組織下にいるみたいだ。
マイクラ組織のもと、日常組と名を馳せて青、黄、紫、緑と名前を偽り日々の任務をこなしている。
組織下だから他にもグループはいるみたいで、この近くにみんな住んでいるからと訓練等は合同にやることが多いらしく。
「＿＿＿で、ここからが本題。Aは親父さんに会って話したいとさえ思っている。」
「…うん」
「つまり、少なからず相手のアジトには乗り込む必要がある。
…正直、今のAじゃ入って3秒で殺されると思う。
だから、」
"今日からAは訓練をしてもらう"
"アジトに乗り込む計画日は半年後"
「半年後………」
「来年の3月だね。それまでにAは、相手に見合うほどの技術が必要になるわけだけど…」
半年後なんて、遅いようであっという間に来るだろう。
ぼんやりとしていたら、直ぐに通り過ぎるような。
だからこれは、覚悟だ。今日から私は、『お姫様』なんて可愛らしい立場にならない……なれない。
今日から、私も裏組織の一人になる。
「……やるよ。どんなことも、半年間で完璧にする」
「…そう言うと思った」
クロノアさんは俯きつつも、その顔は笑顔だった。
…きっと私も、不安な顔なんて一切滲んでいないだろう。
これからはこのメンバーと、一緒に戦う。
心に刻んで、私は彼らにお辞儀をした。
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かめそん(プロフ) - 羽鶴さん» コメントだけでなくお気に入りにまで入れてくれてありがとうございます…！とっても嬉しいです！これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします！ (11月11日 11時) (
レス) id: e5672cfe47 (このIDを非表示/違反報告)
羽鶴(プロフ) - 鳥籠の中面白かったです！夢主ちゃんが可愛いし、恋愛表現が無い所がお話を読みやすくてよかったです！お気に入り作者様に追加させて頂きますね、がんばってください！ (11月10日 16時) (レス) @page43 id: fcd2bda98b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かめそん | 作成日時：2023年8月20日 13時
