お勉強に大苦戦 ページ7
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「A宿題はー？」
「今からやるのー！」
ぺいんとに聞かれて、私はまるで今からやろうとしてました、という雰囲気をだしてつくえにむかった。
にゅうがくと同時に買ってもらったつくえ。
ランドセルの色に近い木製のつくえは、わたしにとってお気にいりの1つ。
それにしてもしゅくだい…………最近のわたしの敵。
たしかにべんきょうは楽しい。はじめて知ることがたくさんあって、授業は毎回手をあげている。
「漢字のはんぷく練習………」
細長いドリルを開いて、まっしろなノートをひらく。
ひとつの漢字を10回かいていくしゅくだい。
遊び感覚でやってたのもさいしょだけ。いまはもうめんどくさいなんて言いながらやっている。
「しにがみ〜」
「どしたの〜Aちゃん」
「これやって」
しにがみのやさしさに甘えきって言えば、しにがみは笑顔で頷こうと
「オイ」
「あっ………ぺいんとぉ……」
うしろでひびくぺいんとの低い声。
私はびくりと肩をふるわせてゆっくりと振り返った。
……………こわ………ぺいんとのかお………
あはは〜………とごまかしてへやまで一目散に走る、けど
ぺいんとにあっさり捕まったのはいわんでもない。
「だめでしょ？！人にやらせちゃ！！
おいしにがみぃ！おまえも可愛いからって甘えさせないの！」
「だって可愛いんですも〜ん」
しょうがないよね〜、としにがみと顔を見合わせて言えば、わなわなとふるえるぺいんと。
あ、まずい…
わたしはそっとうしろに下がるけど、そのタイミングは遅かったみたい。
「………今日2人の嫌いな食べ物入れっからぜっっったいに食べろよ…
あとA。宿題の量倍にされたくないなら今すぐやること。
わかったか？」
「「………………ハイ」」
蚊の鳴くような声でつぶやけば、ぺいんとは満足したようにリビングへと戻って行った。
きらいなもの……しゅくだい……
わたしは大きくため息をついて、自分の部屋へとしかたなく戻った。
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かめそん(プロフ) - カケラさん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉ありがとうございます、、これからも更新頑張ります！ (2023年1月10日 14時) (
レス) @page40 id: e5672cfe47 (このIDを非表示/違反報告)
カケラ - いつもほっこりするお話ありがとうございます！癒しです。読んでてすごく優しい気持ちになれました！もうこれは優しい大人になるしかない！()これからも扉の隙間から応援してます！ (2023年1月10日 12時) (レス) @page40 id: 9df188f843 (このIDを非表示/違反報告)
かめそん(プロフ) - 憂夢さん» コメントありがとうございます！お話読んでくださって、嬉しいお言葉まで頂いて幸せです、、！ありがとうございます！ (2023年1月9日 16時) (レス) @page12 id: e5672cfe47 (このIDを非表示/違反報告)
憂夢 - 小説読ませていただいてます！かめそんさんの日常組の小説大好きです…！いつも素敵な小説をありがとうございます！！これからも応援してます！ (2023年1月9日 13時) (レス) @page38 id: e4847ea383 (このIDを非表示/違反報告)
かめそん(プロフ) - かにかまさん» 新年初のコメント拝見でとても幸せな気持ちになりました、、、！ありがとうございます。これからも更新頑張りますので読んでくださると嬉しいです！ (2023年1月1日 2時) (レス) id: e5672cfe47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かめそん | 作成日時：2022年12月2日 20時
