【PKST団】推しは怪盗4人組 【ntju組】Part2

生活の慣れ ページ45

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『私は、



皆さんと、PKST団の4人と一緒に



居たい、です』



















5年前のあの日に言った言葉。

あの時のやたら速い心拍数と相手の口角の上がりようは今でも覚えている。



















「あっという間だよね〜」



















声のした方をパッと見る。


食後のデザートとしてトラゾーさんが買ってきてくれたケーキをみんなで食べていると、聞こえたのはしにがみさんの声。



















「それって、この生活のこと？」




「クロノアさんせいか〜い！僕達この生活にすっかり慣れたな、って！」





「そりゃだって5年だろー？慣れるのも当たり前だし……」



















ぺいんとさんの言葉に頷きつつ、私はモンブランを口に運ぶ。


柚と会ってから5年の速さを身に染みて感じてからのしにがみさんのこの言葉。
思わずというべきかなんだか過去を振り返ってしまう。






それはみんなも同じようで、ぽつりぽつりと思い出を振り返っていった。



















「A高３だったもんね、あん時はびっくりしたなぁ」







「ぺいんとさんよく喧嘩してましたよね、僕のがAちゃんと歳近いのに。」









「しにがみ…お前何が言いたいの？！」



















そんな言い合いをしていれば、やはりあの日の話もするわけで。



















「でも、Aさんがここに居たいって話してくれた時は嬉しかったですよね、やっと通じ合えた、みたいな」





「そうだね、俺たち5人の生活が始まったのはそこからだし」



















トラゾーさんとクロノアさんの言葉に、2人も頷く。

そこから続けて、ぺいんとさんが口を開いた。










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