【PKST団】推しは怪盗4人組 【ntju組】Part2

ただいまと ページ37

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「たっだいまー！」
















彼らの元気な声を聞いて、思わず玄関まで駆け寄った。




早く会いたいなんて絶対言えないけど、心は正直そんな気持ち。











玄関には4人がギュッと固まって、私のことを笑顔で見ていた。
















「逃げ出してないんだな」







「なんだかんだ僕たちのこと大好きだよね」



















ぺいんとさんとしにがみさんの言葉にムッとしつつも、おかえりなさい、と言葉を零す。



















「うん、ただいま」



















クロノアさんを最初に、もう一度トラゾーさんたちもただいまと言ってくれた。





リビングに向かう彼らの後を追うと、ぴたりと止まるしにがみさん。



















「……なんかいい匂いする」




「ほんとだ……カレーの匂い？」



















待っている間、キッチンを使ってもいいだろうかと心配になったけどきっと皆は疲れてるに違いない。



そんなことを考えて、簡単にできるカレーを作れば、バッとこちらを向いた4人。











思わず身体が固まった。



















「な、なんですか…」







「おまっ……お前…！…ほんっとに…！！」





「めっちゃ嬉しい……」



















悶えるぺいんとさんと何かの気持ちを噛み締めているしにがみさん。















……そんなに嬉しいの…？






えぇ〜…と少し引き気味に言えば、クロノアさんとトラゾーさんがクスクスと笑う。



















「ずっと仲違いが起きてたからね」



「みんな嬉しいんですよ、やっぱり」



















2人の言葉に、もう一度喜ぶふたりを見る。



……そっか、そんなに、喜んでくれるんだ












嬉しい感情が心までも全身で感じて、思わず笑顔がこぼれたのが自分でも分かった。



















「……ふふ、




ありがとうございます」



















みんなに聞こえるように言えば、バラバラだけど



こちらこそ、という言葉が聞こえて、もう一度笑みを浮かべた。









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