【PKST団】推しは怪盗4人組 【ntju組】Part2

お互いに、 ページ24

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「ごめんね、遅くなっちゃって」







「だ、いじょうぶです…」



















未だに手が震えてる。


私、あの人達によく言えたな、




先程の出来事を思い出していると、両手が暖かい。



















「震えてる。



怖かったよね、ごめんね」



















あの二人もすぐ戻ってくるからね、としにがみさんは私の両手を包み込んでくれた。




また泣きそうだ、



この温かさに、私は何度救われただろう。









ぽろぽろと涙を静かに流せば、ギューッと強く抱きしめてくれた。



















「お待たせしました」






「警察来る前にアジト戻るぞ。




Aは俺の横に来い」



















先程の人たちを対処できたのか、直ぐに戻ってきた2人は足早にこの場を去ろうと話す。













………なぜか隣はぺいんとさん。




1時間ほど前の出来事があったのに、なんで私が、なんて思いながらも、安心感の方が強くてぺいんとさんの横を歩き出した。





トラゾーさんとしにがみさんは少し前を歩いていて、楽しそうな声が響いていた。



















「…………」








「………ごめん、」



















その言葉に彼の方を見ると、彼も私の事をしっかりと捉えていた。



















「酷いこと言って、ごめん。

勢いあまって迷惑とか、思ってないことまで言っちゃって、Aが居なくなってから沢山後悔した」



















ぺいんとさんは、沢山考えてくれたのか、少し顔を歪ませながら話してくれた。

相当後悔していたらしい、何度もごめん、と謝ってくる彼に、私はもう許すしかない。













…………というか、私も謝らなきゃいけない。











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