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6年目の誕生日 ページ4
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「……今年は、平和だったよね
大きな喧嘩もしなかったし」
「あー、そうだねぇ…俺が編集しすぎてぶっ倒れた時くらいじゃない？」
ケラケラと笑いながら話す彼に、笑い事じゃないでしょと突っ込めば慌てて謝ってくる。
編集担当として頑張っているのも理解しているつもりだったから、無理しないでほしいなんて泣きながら縋ったのも、過去になれば思い出話となる。
「6年目にもなると生活に慣れてくるよね
………さすがに遅いかな」
「あー、どうだろう。
ともさんにはびっくりされたけど………
でも周りもこんなもんじゃない？」
誕生日があと少しだというのに、呑気に2人で駄弁っているのも慣れ、で終わらせていいのだろうか。
私はそろそろケーキを出そうとキッチンまで歩みを進めた。
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作者名：かめそん | 作成日時：2022年10月8日 1時
