大きな変化 ページ48
紫side
僕らが新しい生活を初めて少し時間が経った。
変わったことは沢山あるけど、1番変わったと言えばAちゃんの態度が始まりと大分違うこと。
それはもちろん、悪い意味じゃない。
「おはようございます！」
「しにがみさんどうしよう、夕飯までまだなのにお腹すいちゃった」
朝の元気な挨拶に、夕方頃帰ってくる疲れた声。
今までは落ち着いた冷静な子だったのに、今見てるのは年相応な可愛らしい女の子。
いや、元々可愛かったんだけど……それとこれとは別な可愛さがあって……
なーんて、考えていたのが1ヶ月前。
人は簡単に性格を変えられるわけじゃないのは承知の上。
でも、慣れた相手に対して冷たくなることはまた別問題なような気もして。
ようは、Aちゃんが悪い方向で変わってしまった。
それに気付いたのは、こないだの朝のこと。
「あ、Aちゃん！おはよ！これから学校？」
「あ…はい。おはようございます」
態度が出会った時と同じで、思わず首を傾げてしまったけど、それを気にせずトラゾーさんの背中を追う姿に、なんともモヤモヤとした気持ちが残り、それは日が経った今でも同じだった。
Aちゃんが僕と同じ朝に弱いのは分かってたけど、あそこまで不機嫌になることは今まで無かったし、
……てことは僕なんかやらかしちゃったのかな、なんて考えも過ぎる。
慣れたとはいえまだ1ヶ月と少ししか経ってないわけだし…
本人に言いずらいことなんて山ほどある、よね…
「眉間にシワ寄ってるぞ〜」
「…あ、ぺいんとさん」
なに考え込んでんの、と聞きながら隣に座るぺいんとさん。
ふわりと甘い香りがしたから、朝ごはんはクロノアさん特製ホットケーキかな、なんてぼんやりと考える。
「あー、悩み…ってほどでもないんですけど、Aちゃん、最近おかしくないですか？」
「A？あー……なんかコロコロと変わる子だよな、最近不機嫌っつーか、前に戻った…みたいな？」
「それです！！あんなに違うとさすがに僕でも傷付くっていうか…」
あはは、と笑ったままだけど、ぺいんとさんは静かに考えていた。
こういうときは大体、なにか企んでる時の顔。
少し経って、ぺいんとさんは僕の顔を見て言った。
「よし、探ってみるか」
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かめそん(プロフ) - no nameさん» コメントありがとうございます！小説が少なくて思わず作ってしまいました！頑張ります！！ (2022年10月8日 13時) (
レス) id: e5672cfe47 (このIDを非表示/違反報告)
no name - うわぁぁぁpkst団きたー！応援しています！頑張ってください😍 (2022年10月8日 13時) (レス) @page6 id: 11c645eb4f (このIDを非表示/違反報告)
かめそん(プロフ) - 莉詩奈さん» 本当に嬉しいです…！読んで頂きありがとうございます！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2022年10月7日 23時) (レス) id: e5672cfe47 (このIDを非表示/違反報告)
莉詩奈(プロフ) - うぅ…好きです…！作者様がムリしない範囲で、頑張ってください！応援してます！ (2022年10月7日 22時) (レス) @page33 id: 40cb652138 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かめそん | 作成日時：2022年10月5日 19時
