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家の近くに車を止めてもらい、急いで家の中に入る。










「昨日ぶりなのに、すごい久しぶり………」













早朝と誰もいない家の妙な静けさに、なんだか変な感じ。
私はとりあえず必要なものを迷わず手に取っていく。




制服に着替えて、下着と部屋着と普段着。
女の子として必要なものを大きな鞄に詰め込んで、家族写真も入れる。

あの人たちに色々買ってもらうわけにはいかない。
身の回りの事は、できるだけ自分でやらなきゃ。














「……こんなもんかな、」













トラゾーさんからは必要な物や学校のものは車に詰め込んでもらえれば持って帰るからと言われたので、有難くそうするつもりだ。
学校の教科書なんて沢山あるし。














「よし、行こう」

















物が減った私の部屋。




いつ戻るかなんて分からない。









寂しさと静けさを残して、私は玄関の鍵穴に鍵を差し込んだ。

















「おかえり、これで全部?」



「はい。持ち帰るものが多くてすみません」




「気にしないで、向こうには皆いるし…とりあえず鞄ごと
部屋に置いとくから、整理は自分でいい?」














はい、と返事をすると、おっけーと気の抜けた返事。


ついでに私は送ってもらってる間考えていたことを言葉にした。



















「…あの、毎日送ってもらう場所、ここまでで大丈夫です

この辺に学校の人はいないと思うし、学校の近くだと疑われるので」















車で送ってもらうなんて、私の中ではお金持ちのやることだと思っているし、なんなら運転手はあの有名な怪盗の1人。
素顔がバレてないとはいえ、何が起きるか分からない
世の中なわけで。



















「………そうか…

Aさんはそれでいいの?」









「はい。むしろそっちのがいいです」








「ふ〜ん…?まあ…Aさんがいいならそうするよ」



















少し考えて込んだトラゾーさんも、曖昧ながらも承諾をしてくれた。


そろそろ8時。行かないと。



















「あの、そろそろ行きますね、運転ありがとうございました」










「はーい!…行ってらっしゃい」









「………い、行ってきます」











慣れない言葉に詰まりながらも、私はそう返し、車の扉に手をかけた。







純粋→←朝



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かめそん(プロフ) - no nameさん» コメントありがとうございます!小説が少なくて思わず作ってしまいました!頑張ります!! (2022年10月8日 13時) (レス) id: e5672cfe47 (このIDを非表示/違反報告)
no name - うわぁぁぁpkst団きたー!応援しています!頑張ってください😍 (2022年10月8日 13時) (レス) @page6 id: 11c645eb4f (このIDを非表示/違反報告)
かめそん(プロフ) - 莉詩奈さん» 本当に嬉しいです…!読んで頂きありがとうございます!これからも頑張りますのでよろしくお願いします!! (2022年10月7日 23時) (レス) id: e5672cfe47 (このIDを非表示/違反報告)
莉詩奈(プロフ) - うぅ…好きです…!作者様がムリしない範囲で、頑張ってください!応援してます! (2022年10月7日 22時) (レス) @page33 id: 40cb652138 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かめそん | 作成日時:2022年10月5日 19時

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