朝 ページ30
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「じゃあ…おやすみなさい」
時刻は既に日付が越えかけていた。
明日から学校なわけで、尚且つ住んでいた家とは別の場所の登校は、車とはいえやはり遠い。
明日に備えて早く寝ようとリビングの扉に手をかけながらそう言うと、疎らではあるがおやすみ、という言葉を貰えた。
………うれしいな、言葉が返ってくるなんて。
私は少しの幸福感を抱きながら借りている自室に入った。
「一旦制服取りに戻らなきゃだし……明日は結構早くに行かないとだなぁ……」
濃い一日だった、と欠伸をひとつして、私は布団に入り込んだ。
久しぶりに、ぐっすりと眠れた日だった。
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「よーし、じゃあ行こうか」
「はぁい……」
ピンピンなトラゾーさんと、寝ぼけ眼な私。
時刻は6時半。1度家に帰るから30分早い登校である。
眠すぎる………もう一度欠伸をするとトラゾーさんに笑われる始末。
「んじゃ助手席座ってね、サンドイッチ作ってあるから今のうち食べな」
「えっいいんですか……ありがとうございます…」
ほい、と渡されたのは、かなりボリューミーで野菜が沢山入っていて…あ、ローストビーフも入ってる…
おしゃれだなぁ
私がモグモグと食べ始めると、トラゾーさんは車を発車させた。
「弁当も作っておいたからそれ食べて。あとお迎えは16時頃に行くからさ、時間変わるなら連絡してね
てことではい、俺らの連絡先」
「んぐ、っ！…………れっ、連絡先ですか？！」
赤信号になった時、怒涛の報告がやってくる。
それに最後なんて言った？
連絡先……？
「トラゾーさんの？！」
「え？うん…俺以外にもぺいんととしにがみさんとクロノアさんもいるけど……」
駄目だった？と眉を下げて言うトラゾーさんに、私は大慌ててブンブンと首を横に振った。
だめなわけない。寧ろいいの？ド一般のJKに連絡先なんて。
少しの沈黙と、再び走り出す車。
先に口を開いたのはトラゾーさんだった。
「……まぁ一応、期間限定とはいえAさんとは同居人ですから。
変な意味はないですよ、ただ心配なだけなんです」
トラゾーさんの優しさにズブリと刃があったような気がしたが、知らないフリをして、有難く連絡先を頂く事にした。
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かめそん(プロフ) - no nameさん» コメントありがとうございます！小説が少なくて思わず作ってしまいました！頑張ります！！ (2022年10月8日 13時) (
レス) id: e5672cfe47 (このIDを非表示/違反報告)
no name - うわぁぁぁpkst団きたー！応援しています！頑張ってください😍 (2022年10月8日 13時) (レス) @page6 id: 11c645eb4f (このIDを非表示/違反報告)
かめそん(プロフ) - 莉詩奈さん» 本当に嬉しいです…！読んで頂きありがとうございます！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2022年10月7日 23時) (レス) id: e5672cfe47 (このIDを非表示/違反報告)
莉詩奈(プロフ) - うぅ…好きです…！作者様がムリしない範囲で、頑張ってください！応援してます！ (2022年10月7日 22時) (レス) @page33 id: 40cb652138 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かめそん | 作成日時：2022年10月5日 19時
