学校 ページ26
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そろそろみんなの食事も終わりそうだという時に、ぺいんとさんの声が掛かる。
「食事中に話すのもなんだけど、早めに言っとく。
Aは今高校三年生だよね？」
「あ、はい！」
「それで、高校の事なんだけど…ここから通うってなると
少し距離もあるし、仮にもここは俺らのアジト。
引越しも難しい…ってなるとAの転校を視野に入れたんだけど」
………『転校』。推しと住む代わりに唯一仲のいい柚と離れ離れになってしまうなんて、流石に納得が出来なくて反対の言葉が出そうになった。
「転校…ですか」
「うん。でもほら…Aは今三年生なわけだし、将来のこともある以前に高校の仲間と離れるのも嫌だろうと思ってさ、
だから専属運転手トラゾーに頼んで送って貰うことにしたから。それでよろしくね」
「え。ト、トラゾーさんにですか？
そんなっ悪いです！」
「じゃあ転校する？」
そんな言葉に、それは……と言葉が詰まる。
勿論嫌である。だって、やっと三年生にも慣れてきたし楽しいとさえ思えてきたっていうのに。
でも、だからといって私の我儘でトラゾーさんを朝早くから連れ回していいのだろうか…そんな考えを読み取ったかのように
「私はいいですよ、元々この中で1番早起きですし」
「早起きっつーか……明け方だもんな、起きてるの」
トラゾーさんの優しさに感激だが、その次に出たぺいんとさんの言葉には驚き、え。と声が漏れてしまった。
明け方って………そんな早くに起きて何をしてるんだろうか
「明け方って言っても、4時半とかですよ。毎朝部屋の中にあるジムで動いてるんです」
「はぇ〜……筋トレですか…」
「コイツの筋肉マジ凄いからAも見といたほうがいいよ！」
ぺいんとさんの小声は、結局みんなの耳に届いていて。
しにがみさんの何でだよ！とキレのあるツッコミにみんなでくすくすと笑う。
「ってことだからさ！まぁ遠慮せずに俺らを頼ってよ」
「あ、ありがとうございます…
トラゾーさん、明日からよろしくお願いします」
「うん、気にしないでいいからね」
そう言ってスープを飲む彼につられ、私も頷いたあと最後のスープを飲み込んだ。
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かめそん(プロフ) - no nameさん» コメントありがとうございます！小説が少なくて思わず作ってしまいました！頑張ります！！ (2022年10月8日 13時) (
レス) id: e5672cfe47 (このIDを非表示/違反報告)
no name - うわぁぁぁpkst団きたー！応援しています！頑張ってください😍 (2022年10月8日 13時) (レス) @page6 id: 11c645eb4f (このIDを非表示/違反報告)
かめそん(プロフ) - 莉詩奈さん» 本当に嬉しいです…！読んで頂きありがとうございます！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2022年10月7日 23時) (レス) id: e5672cfe47 (このIDを非表示/違反報告)
莉詩奈(プロフ) - うぅ…好きです…！作者様がムリしない範囲で、頑張ってください！応援してます！ (2022年10月7日 22時) (レス) @page33 id: 40cb652138 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かめそん | 作成日時：2022年10月5日 19時
