【akgm】神社の管理人になったら神様と出会った話。2

安心 ページ16

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駆け上がっていくと、階段の先に誰か立っているのがわかった。


…シルエットですぐにわかる
















「っ……ともさんっ…！」



「A！なにがあった？！おかしいと思ったんだ、胸騒ぎがして…！」



















ぺいんとさんの言った通り鳥居の前まで来ていたともさんは、焦ったように私の肩を掴んだ。




肩から伝わるじんわりとくる温もり。

それに酷く安心して、私は止まったはずの涙がまた溢れ出した。



















「っ……ごめん、すぐ助けに行けなくて、」









「っ…………こわかった…」



















俯きながらそう呟くと、一気に抱き寄せられた私の身体。

全身から伝わるあったかさに、私はそっと目を閉じた。



















「…もう大丈夫だから。






一旦中に入って話そっか


…おいしょっと」





「わっ……え…」



















ともさんの言葉に返事をしようとすれば、ふわりと目線が高くなる。

なんで…お姫様抱っこに……


















いつもだったら抵抗するけど、走ってきたからかそんな気力もなくて、私はそっと彼に身体を預けた。















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なにか→←立って、走って、彼の元に

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