初めての協力? 後編 ページ37
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ク「……まぁ、こんな感じじゃない?」
A「やっぱりクミさん…モテモテだったんだ……」
ク「?!……そんなんじゃ…」
A「だって高一で通学中の女の子を助けて、その後に体育で転んだ子を抱き抱えて保健室連れて行って…おふざけが嫌だと感じている人に気付いて男の子に怒るところとか……………
その出来事の後に沢山のファンレターが下駄箱に届いてるなんて……漫画みたいな展開すぎるよ」
ク「……私は、見て見ぬふりが嫌なだけ」
少し下を見つめながらそう言うクミさんの表情は、本当にかっこよかった。
当たり前、っていうふうに考えてるの、凄いな……
そんなことを話しているうちに、そろそろ夕飯を作る時間。
私とクミさんはキッチンに立って、食材を準備した。
ク「A、塩こしょう取ってくれる?」
A「はーい」
今日は珍しくクミさんメインで進んでいく。
いつもはめんどくさいと言ってやりたがらないけど、
手際は良すぎるから、ほんとに作業が早い……
雑談を交えつつ料理を進めれば、あっという間に完成。
あとはお米が炊くのを待つだけ………
ク「少し時間あるし、おつまみも作ってみる?」
A「え!作ってみたい!」
初めて作るから、思わずかぶりつくように喋っちゃった。
クミさんは少し微笑みながら、冷蔵庫から色々と出してくる。
ク「おつまみって簡単に作れるから、一時期すごいハマったのよ」
はい、出来た。と味見を要求されたので、少しつまんで食べてみる。
少し味が濃いけれど、これがお酒に合うらしい……
A「おいしい…………!確かにこれはハマっちゃいそう」
ク「ふ、……でしょ?」
Aはお酒ダメだけどね、と話すクミさんに、私も笑いながらはーいと返事をする。
食器などを準備していると、続々と帰ってくるあかがみんメンバー。
今日作ったものをみんなと食べれば、美味しい美味しいと食べてくれた。
ともさんは、久しぶりにクミさんのおつまみを食べて、超美味いとか騒いでたり。
クミさんとのお留守番は、とても充実した1日だった。
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かめそん(プロフ) - かりんさん» 最後まで読んで下さりありがとうございます……!かなり長編なのに番外編まで読んで下さって嬉しいですありがとうございます! (2022年11月7日 7時) (レス) id: e5672cfe47 (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - 最近見始めたものですけど皆の過去を見る度涙が溢れすぎて次の日に起きたら目がパンパンでビックリしてました笑番外編今から読んできますっ!お疲れ様でした!!! (2022年11月7日 1時) (レス) id: 443c450d0d (このIDを非表示/違反報告)
かめそん(プロフ) - ss大好きさん» コメントありがとうございます。最後まで読んでいただき本当に嬉しいです!ありがとうございました! (2022年9月7日 1時) (レス) id: e5672cfe47 (このIDを非表示/違反報告)
ss大好き - お疲れさまでした、ありがとうございました。とても楽しかったです。 (2022年9月6日 19時) (レス) id: 3bc7687ea9 (このIDを非表示/違反報告)
りあ@プリ小説してまーす(プロフ) - かめそんさん» はい。…またみれたらその時は古参毎回視聴オタクになってみせますよ!!!!!(なに言ってんだ) (2022年8月8日 13時) (レス) @page38 id: 3b49f92543 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かめそん | 作成日時:2020年12月29日 20時