【akgmクラフト】幸せにするから一緒に暮らそう １５

ともside ページ22

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A「家族になりませんか？」









俺がずっと、求めていたもの。









きっと、皆が皆、全ての感情を汲み取るのは難しい。






それは、本物の家族だって出来ないことだろう。









そしてみんな、俺が出来なくても良いと。





特別なことはしなくていいと。




それは決して悪い意味ではなく、前向きな意見で。









貴方は普通でいいんだ、という言葉は、


あまりにも『家族らしさ』が滲み出ていた。









案外今までの俺は、心を開いているようで開いていなかった……のかも…









……なら、今がチャンスだ。









ずっっと前から、変わりたかった。









もっと、頼りがいのあるリーダーになりたいと。









頼りがいのあるリーダーになる為に、まずは俺が誰かを頼らないと何も始まらない。









…………大丈夫。









今度こそ。








大丈夫。









何故か、不安という言葉は一切出てこなくて、









不思議と涙は溢れてくる。









Aちゃんの手をゆっくりと握ると、彼女達は嬉しそうに喜んでくれて、









ぎゅっと抱きしめてくれた。





























『家族って、なんだろう』









その答えを探すのは、これからのことで。



















答えが見つかるのは、もっともっと先なんだろう。









と「改めて……よろしくね」









なんだかぎこちない挨拶をすれば、俺以外のメンバーはにやにやと笑いながら、









「「「「改めてよろしくお願いします！！」」」」









そう、元気よく返してくれた。









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