【akgmクラフト】幸せにするから一緒に暮らそう １４

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その日の仕事は全く頭に入らず、手も動かずで、ダメダメな1日。








でも、蒼山くんに会う為にとやらなければいけない仕事は終わらせて定時ピッタリに会社を出た。









と「………よし……多分間に合うはず」









帰り道の途中にある公園を覗けば、まだ蒼山くんは来ていなかった。








……ちょっと座ろうかな…









よっこいせ、とジジくさい言葉を発しながらぼーっと頭を無にする。









「あ………こんにちは」









目を瞑っていると、すぐ横から声が掛かる。




かなり久しぶりに聞いた声。









と「…あ、良かった、来てくれてありがとう」









………目立った外傷無し、前の雰囲気とさほど変わらない。




……親から目立ったことはされて無さそう、かな。









少し安心しつつ、彼を隣に座らせる。









………何から話そうか……









離婚のこと？蒼山くんの最近について？








…あとは…親権争いのこと……？









………少し前……いや、きっと蒼山くんの事情を知った時から、考えていたことがあった。









何かきっかけさえあれば、誘ってみてもいいかななんて。









………その話をしたいから…









つまり……









と「……蒼山くん、」









お互いどこかを見ながら、俺は名前を呼んだ。









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