【akgmクラフト】幸せにするから一緒に暮らそう１０ (ページ6)

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あ「いやいやいや……………」

ないないない！

だってほら、

桜田さんのことなんかすれ違う度に見てるだけだし、

たまに練習してるとこ覗いてるだけだし、

よく口ずさんでる歌聞いてるだけだし………！

あと一緒に写真とか撮ってもらったり………

衣装、作る時張り切っちゃったり…………

あれ…………

あ「もしかして恋……………え、………」

あ「…………えぇええ？！」

嘘でしょ？！あたし無自覚で今まで恋してたの？！

桜田さんに？！

…………でも、思い当たる節は数えきれない程あるし…………

まさか、あたしが…………

あ「絶対、結ばれないじゃん……………」

赤くなった頬を両手で抑えてため息をつく。

…………よりによってなんであのモッテモテ男に惚れちゃったんだろ………

でも、なんとなくだけど諦めたくない。

桜田さんの彼女さんとは数ヶ月前に別れているはずだから、付き合ってる人は居ないはず。

つまり今が絶好のチャンス。

あ「ぜっったいに結ばれるように仕向ける……！」

「何を？」

あ「わっ……！さ、桜田さん……………」

横に立って、身長の低いあたしの肩に肘を着く桜田さん。

………軽いボディータッチについていけない。

「さっきからギャーギャー言ってたけど………」

あ「あー………怪獣のモノマネです！！」

我ながら酷い言い訳だと思ったけど仕方ない。

だってボディータッチについていけないんだもの。

桜田さんはふーん、と流してステージに向かった。

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