【akgmクラフト】幸せにするから一緒に暮らそう ９

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「お会計、お願いします」









もう少しでバイト上がりという時に、先程の男の人がお会計に来た。









………今から帰るんだ……









そう思いながらもレジ打ちをする。









「………あっ………ごめん、ありがとう」









あ「あっ……いえ、」









男の人が小銭を落とそうとしたので、つい反射的に手を差し伸べてキャッチしてしまった。









……ちらっと見えた顔が……









…本気でかっこいい…………









返事ちょっと、適当だったかな……









ていうかバイトほぼ終わりかけだし顔疲れきってるんじゃ…………









「あの…？」



















あ「あ…！ご、ごめんなさい…！












………丁度お預かり致します！ありがとうございました！」









やばいやばい…！さすがにぼーっとしすぎた…！







慌ててレシートを渡して挨拶をすれば、彼はゆっくりと店を出ていった。









あ「………………やばいかもしんない……」









ぽつりと呟けば、後ろに黒い影。









「ちょっとちょっと〜麻美ちゃ〜ん？」









あ「なっ…………もしかして見てた？！」









ニヤニヤとしながらあたしの顔を見るバイト仲間に聞けば、そりゃもうバッチリ、とグッドポーズをされた。









少し熱くなるほっぺに両手を添えた。









……………この胸がときめく感じは……









なんなの……？！









心の中は、パニックでいっぱいだった。









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