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あーっという間に高校生。
あたしは公立の高校に進むことにした。
お父さんにこれ以上負担かけたくないし、少し校則がゆるい学校に行ってバイトをしたかった。
父「麻美がもう高校生か………あっという間だなぁ」
あ「なにその言い方〜親父くさいよ〜」
父「これでも親父なんだよ!
………高校はあっという間なんだから、楽しく過ごしなさい」
お父さんは、優しく………でも力のある言い方で言った。
…………こんなお父さん、久しぶりに見たかも。
あたしは普段通りを装って、当たり前!と親指を立てる。
中学で同じだった子達とは違う高校だったから正直不安でいっぱいだったけど、お父さんの言葉にそれは少し消えた。
これからはバイトもしつつ高校生活を楽しもう。
そう思った。
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「あーさーみ!一緒に帰らない?」
「もちろん!今日あたしバイトだからさぁ〜途中の駅まででもいい?」
全然OK!と笑う友達にあたしも笑いかけて教室を出る。
あれから大体………3ヶ月は経った。
高校生活は思ったよりも楽しかった。
皆優しいし、ふざけるし、
それにあたしが大笑いすると皆も笑っていた。
やろうと決めていたバイトも、少しずつ慣れてきて最近は楽しいとさえ思い始めていた。
「じゃあね!バイト頑張りなよ!」
あ「ありがとう!また明日ね〜!」
友達と別れてバイトの最寄り駅に降りる。
さてと……バイト頑張るかぁ…
あたしは少し歩くのを早めて改札を出た。
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かめそん(プロフ) - タユイカさん» コメントありがとうございます!! (2020年9月12日 22時) (レス) id: e5672cfe47 (このIDを非表示/違反報告)
タユイカ - 泣きそうになった (2020年9月12日 21時) (レス) id: 4f68afa165 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - しずくさん» 黙ろうか?えみか。つねられたくないのなら (2020年7月27日 13時) (レス) id: 169a58c817 (このIDを非表示/違反報告)
しずく - あきら (2020年7月27日 13時) (レス) id: 806f0ec526 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - しずくさん» うるさいww (2020年7月27日 12時) (レス) id: 169a58c817 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かめそん | 作成日時:2020年6月25日 17時