【akgmクラフト】幸せにするから一緒に暮らそう９ (ページ34)

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言葉ページ34

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あちゃみさんは少し微笑んで、こう言った。

あ「大好きなお父さんがね、

『辛いことがあっても諦めるな、そして踏ん張れ。

お前の笑顔で誰かを救うから、…頑張るんだよ』

……って言われてさ、

自分の笑顔にそんな力があると思えないけど、明日も仕事頑張ったら何かいい事あるかもって思えてきて」

そう話すあちゃみさんは、懐かしい表情を見せた。

………大好きなお父さんが、そんな事を言ってくれたんだ……

きっとあちゃみさんにとって大切な出来事なんだろうな

A「……だから仕事頑張れるんだね」

あ「うん！辞めたいと思っても、何度もこの言葉思い出して踏ん張って生きてる、

ほんとお父さんには感謝しかないよ」

A「そうなんだ…………今もお父さん元気なの？」

そう聞くと、少し目を伏せたあちゃみさん。

……………もしかして、

あ「亡くなったの……元々持病は持ってたんだけどさ、私が大学生の時に悪化しちゃって………

ごめんね！こんな暗い話」

A「ううん！私が聞いちゃったのが悪いし……

…………あのさ……あちゃみさんの過去…って聞いてもいい？」

お父さんのこと、キーホルダーのことも引っかかってそんな事を聞いてしまった。

さすがに断られるよなぁ………と思っていると、

あ「過去か………うん、いいよ」

まさかのOK。

びっくりして顔をあげれば、微笑みながら私を見ていた。

あ「……そうだね……

そんな楽しい過去じゃないけど…………」

彼女は、悲しい笑顔をしていた。

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