【akgmクラフト】幸せにするから一緒に暮らそう９ (ページ31)

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男性陣は気付かないページ31

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と「あ！カレー作ってくれたの？！ありがとう！」

A「どういたしまして！」

ともさんがカレーが入っている鍋を覗き込んでいると、あちゃみさんがともさんの隣に立った。

あ「がっちゃんさ～他に気付くことない？」

と「え？他？ん～………」

……あ、掃除したことかな、

あちゃみさんはニヤニヤしながらその様子を楽しんでいた。

あ「えー！気付かない？！……ひっどーい……

ね？Aちゃん」

A「ふふ、酷いなぁ………」

まさか私に話を振ってくるとは思わなくてつい笑ってしまったけど、酷いと言えばともさんは慌てたように探し始めた。

と「ないよ！気付くこととか！」

あ「えぇー？……ここ！綺麗になったでしょ！

あとリビングとトイレとか！」

あちゃみさんがそう言えば、ともさんは驚いた顔をして指摘されたところを見に行った。

あ「ほんと男性陣って気付かないよね………」

A「ふふ、確かに………」

あちゃみさんはケラケラと笑いながらテーブルの椅子に腰掛けようとした時。

あ「え……これ、」

A「ん？……あ、それ廊下に落ちてたの。

もしかしてあちゃみさんの？」

あ「そうだけど……………なんで………

あ…ありがとね！拾ってくれて！」

A「う、うん………あーと……みんな帰ってきたし、カレーよそっちゃうね！」

あちゃみさんの、驚いて震える声に少しびっくりした。

………あのキーホルダー、あちゃみさんのだったらしいけど、だとしたらあんな顔しないよね……

やっぱり聞いた方が良かったかな………

すごい気になる……

ちょっとした後悔をしながら、私は9人分のお皿を取り出した。

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