【akgmクラフト】幸せにするから一緒に暮らそう９ (ページ3)

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wato side ページ3

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いきなりAちゃんが走ってしまい、置いてかれた俺と兄。

…………気まずすぎるやろ……

チラリと兄を見れば、さほど気にしてないのか適当に周りの家族連れを眺めていた。

………あ、目合った………

w「あー……どっか座らん？その方が話しやすいやろ」

兄「…………そうやな、そこら辺でええやろ」

その言葉に頷いて兄の後を追う。

……………そういえば、こうやって小さい頃も兄の背中を追っていたことを思い出した。

どんなことも真似しとったなぁ……

なんでも兄がする事はかっこいいと思って、向こうが嫌がっても真似しとったのが懐かしい。

兄「………この辺でええか」

w「あっ、……おう」

適当に歩けば、ショッピングモールの近くにベンチが置いてあったので、座り込む。

…………何から聞けばいいんやろか……

そう悩んでいると、兄ちゃんが口を開いた。

兄「…………まずさ、あんな連絡してすまんかった。

久しぶりとはいえ、さすがにおかしかったな、」

w「まぁ…驚いたけど……そこまで気にしとらんし大丈夫」

そう言うと、さんきゅ、と言って俺の顔を見る。

……………何年ぶりやろ、こんなにちゃんと話しとるの。

w「………久しぶり過ぎて…何から話せばいいんか分からん」

兄「ははっ、……ほんとやな………」

聞きたいこととか、話したいことはいっぱいあるんやけどな………

なんというか、隣に居て欲しかった相手が居るからか、

その事に満足してしまって、何から話せばいいのか分からんくなった。

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