【akgmクラフト】幸せにするから一緒に暮らそう ９

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父「じゃあ俺今日も仕事だから、麻美は気をつけて学校に行けよ」









あ「うん！じゃあね！」









父は工場に働いていた。









2人暮らしだから一軒家でもなく、アパートの小さな部屋。









特に貧乏と感じたことはなかったけれど、友達とかと比べれば貧乏………だと思う。









……まぁ、そんなに気にしてないけどね！









そう思いながらあたしはランドセルを背負って学校に行った。









あ「先生おはよ〜！」









「あら、澄田さんおはよう





ん？このキーホルダー可愛いね」









担任の女の先生に話しかければ、さっそく昨日手提げにつけたキーホルダーに気付いてくれた。









あ「ふふ、お父さんが買ってきてくれたの！変な顔してるのにあたしに似てるって言うんだよ？」









そう言えば先生はくすくすと笑って、可愛い顔よ、と言ってくれた。









んー……そんな可愛いって思えないけど……









嬉しい気も………しなくはない……









ありがとう、とお礼を言って教室に入る。




友達関係に悩んだことは、1度もなかった。









「あ、あちゃ〜！おはよ！」









あ「おはよ！！」









あたしの名前は麻美だから、皆もじって『あちゃ』とか『あちゃみ』なんて呼んでいた。









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