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と「で、遅くなったけど、隣にいる人、」


ク「黒井美玖よ。クミって呼んで」


A「クミ、さん」


そう言うと満足そうな顔。

本名と違うけど、
みんなニックネーム的なのがあるのかな…


と「……えーと、何から話そうかな…」


A「えっと…?」


と「あぁ、いやね。話しずらかったらいいんだけどさ、Aちゃんに何があったのかなと思って」


いつかは言わなきゃと思っていた。


こんな見ず知らずの女子高生という称号すらもうない自分を助けてくれて、何も言わずに去るなんて、出来なかった。


A「話します。……でも、



ソーラさんにもちゃんとお話したいです」


と「そっか、そうだね。…みんなの前で話すの大丈夫かな……」


A「あ、そういえばお子さんいらっしゃいますよね…こんな暗い話したら教育によろしくない……」


そう呟くと、2人共なんとも言えない表情をして、



「「子供…?」」



A「え、ほら、私がお家お邪魔した時、リビングから凄い賑やかな声……あれ、お子さんじゃないんですか…??」


と「………ぶふっ…くくっ……」


A「え?」


ク「…………ふっ」


2人共プルプルと震えて笑いをこらえている…多分。


と「……っ……ごめん、それ子供じゃなくて、大人」


ニヤニヤとしながらそう言うともさん。

え、ていうか……


A「………おとな…?」


と「ふっ……そう、俺の家さ、シェアハウスっていうやつやってるんだ」


その同居人がうるさいんだよ、と笑い出すともさん。


A「シェアハウス…?」


と「あ、知らない?…なんかね、っと…電話だ」


ごめんちょっと席外すねと言って病室から出ていってしまった。


ク「シェアハウスっていうのは、血が繋がってない人達と一緒に暮らすことよ。」


A「なるほど……クミさんも、シェアハウスの1人ですか?」


ク「えぇ、そう」


A「うーんもっとこう…賑やかな人いた気がするんですけどね」

そう言うと、ふふっと笑って、



クミ 「いるわよ、たっくさん。」


…シェアハウスかぁ、なんだか楽しそうだなあ。

私はまだ未成年だし、施設送りなのかな…


暗い方向に考えていたのが顔に出ていたらしい。


クミさんが私の顔を見ていて、慌てて笑顔を作る。


A「ははっ、ごめんなさい」


ク「…ねぇ、私達のシェアハウスに来ない?」





A「……え?」

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かめそん(プロフ) - りあ@プリ小説してまーすさん» 嬉しいです!!本当にありがとうございます! (2020年12月28日 19時) (レス) id: e5672cfe47 (このIDを非表示/違反報告)
りあ@プリ小説してまーす(プロフ) - やっぱり何度見返しても最高な作品です。これからもずっと見続けます!(それにしてもやっぱり夢主ちゃんの母親ksな件) (2020年12月26日 15時) (レス) id: 3b49f92543 (このIDを非表示/違反報告)
かめそん(プロフ) - こよさん» こんばんは。とても嬉しいコメントありがとうございます!続きも頑張ります! (2020年5月4日 21時) (レス) id: e5672cfe47 (このIDを非表示/違反報告)
こよ(プロフ) - こんばんは、とても良いお話ですね。続きを楽しみにしてます!これからも頑張ってください。 (2020年5月4日 18時) (レス) id: 03fa0c5f55 (このIDを非表示/違反報告)
かめそん(プロフ) - らいがさん» いつもコメントして頂きありがとうございます!嬉しいです! (2020年5月3日 17時) (レス) id: e5672cfe47 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かめそん | 作成日時:2020年4月29日 1時

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