【akgmクラフト】幸せにするから一緒に暮らそう ８

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学校生活はそんなに変わらず………







まぁ、変わったのは苗字くらいか。









でも周りの友達は全然気にしてないようで、案外普通に過ごせた。









「斗和ー！じゃあな！」









w「おー！また明日な！」









部活もあっという間に終わって、少し見慣れない道を通る。









………これからここが帰り道になるんか……









……なーんか憂鬱やなぁ……









そう思いながらも新しいアパートの階段を登って、扉を開ける。









w「あぁー疲れた〜………母さん飯ー！









………って、誰も居らんのか…………」









よう考えれば母さんは仕事やし、兄ちゃんは友達と遊んどるんか……









狭い居間に立ってみると、圧迫感は凄いし孤立感が増している気がして、その場に座り込む。









…………ぐぅぅ、とお腹が鳴る。









w「……………腹減ったって、……ねぇ、」









なんとも言えないこの気持ち。







誰がいる訳でもなく、ただの独り言。









これからはこの生活。









あの何気なく過ごしていた日々が戻ることはないと、
この時初めて感じた。









w「………あ、千円………」









これで買うてこい、って事……やな、









俺は仕方なく千円札を握りしめて、もう一度靴を履く。









汗をかいたこの身体で外に出るのは酷く気持ち悪くて、









w「…………はよ風呂入ってきて………とか誰か言わんかな」









いつかの母の言葉を口にした。









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