バステンside ページ33
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バ「失礼します」
扉を開けて目の前に居る彼を見た
…変わらない父の顔
父「…………いきなりなんだ」
バ「……死ぬまで会わないと思ってたけど、兄さんから色々話を聞いてこっちまで来た」
そう言えば、父さんは眉毛をピクリと動かす。
父「……厚基(あつき)からなんて言われたんだ」
バ「……この病院の方針について、
あまりにも従業員に負担すぎる方針だと思うけど」
父「ふん、博物館の案内人が何を言い出すかと思えば…
お前には全く関係の無いことだ、」
バ「関係あるだろ、
嫌でも家族だぞ」
父さんと暮らしていた時、ここまで抵抗することがなかったから意外だったのだろうか、
驚いたのか少し体を揺らしていた
父「家族…？もう昔の話だろう」
バ「そうだね、でも血は繋がってる
俺はここで働く兄さんを助けたいと思って来た
父さんの事は嫌いだよ、でも家族だ
だから、父さんも助けたい」
父「っ………じゃあなんだ、お前が医者になって医院長にでもなるつもりか」
バ「最初はそれも考えた、でもある人にそれは意味が無いんじゃないかって指摘されたんだ
だから、
……これ見て」
俺は昨日徹夜で作り上げた資料を父さんに見せる
父さんが作った方針よりも、きっと良い方向に向くはず
父「………これは、」
バ「…父さんは極端すぎる。0か100なんだよ
だからその間をとった、もちろん父さんの意見も踏まえてね」
そう言えば、考え込む父さんの顔
………こんな顔、初めて見たかもしれない
バ「…………どうかな」
緊張しながら、聞いてみる。
これでだめだったら、どうしようか
父「……………検討しておく」
バ「っ………ありがとう、」
良かった、父さんなら、きっと………
バ「じゃあ、俺は行くね」
父「…………なんで、俺達を家族として見てるんだ」
俺が帰ろうとすれば、父に止められた。
なんで、か……
バ「今一緒に住んでいる人達が、皆家族みたいなんだ…血は繋がってないのに…
距離は違うけど、血は繋がっているから父さん達のことも家族と思いたかった、なのかな」
そう言って歩き出す
彼なら分かってくれるだろう
最後にドアを閉める直前、
「ありがとう」
という言葉が聞こえた、気がした。
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かめそん(プロフ) - 舞華さん» 嬉しいコメントありがとうございます！！頑張って更新進めます！ (2020年5月29日 16時) (
レス) id: e5672cfe47 (このIDを非表示/違反報告)
舞華 - 続き待ってます！！！！！ (2020年5月29日 16時) (レス) id: bd2362281a (このIDを非表示/違反報告)
かめそん(プロフ) - 月乃さん» 興奮冷めやらぬ月乃様！！！！！続編まで来てしまいました！笑読んでくださると嬉しいです！ (2020年5月28日 2時) (レス) id: e5672cfe47 (このIDを非表示/違反報告)
月乃(プロフ) - わーー!続編ktkr!!!!わーーー!!!!!ありがとうございます!!!!!!!!!!!!(※興奮状態) (2020年5月28日 1時) (レス) id: d846e75f57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かめそん | 作成日時：2020年5月28日 0時
