【akgmクラフト】幸せにするから一緒に暮らそう ５

慣れてきた ページ13

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A「よし！今日もいっぱい働くぞ〜」




エプロンを身にまとってテーブルの間を通る。


かなりバイトにも慣れてきて、メニューは覚えたし、商品出し、レジなどはお手の物。


あとは……







「お！今日はAちゃんいるんだねぇ！」


A「あ、斉藤さん！今日はお早いんですね〜」






常連さんの顔と名前を覚えたこと。



最初こそメニューを聞くだけで慌てたり、ミスをして何回も謝ったり……沢山失敗をしてきたけど、常連さんのお陰でこのお店に馴染むことが出来た。






「やっぱりAちゃんがいるとお店が明るくなるわっ」


A「いやいや…！そんなことないですって！」



オーナー「ふふ、常連さんの顔も嬉しそうだしね」






そうなのかな……？


私が居ない時の顔を知らないからなんとも言えないけど、とりあえずありがとうございます…と返しておく。





「Aちゃん！珈琲1つ下さい！」



A「かしこまりましたー！…オーナー、珈琲1つ……って聞こえてますよね……」






レジの横に立っていると、1番奥の席から大きな声で注文が入る。


呼んでくれればいいのに……





「はっはっは、注文の声がこんなに大きいなんてな」





横でオーナーは笑って珈琲を作り出す。








A「……元気ですね」







オーナー「ふふ、そうだね……




元気で楽しい方が活気が溢れるだろう」









そう言うオーナーの顔は優しさで溢れていた。









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