【akgmクラフト】幸せにするから一緒に暮らそう ５

初日 ページ9

・




A「よろしくお願いします！」





バイト初日。


高橋さんにバイト着を渡されて更衣室で着替える。

割と可愛いかも……



「あら、いい感じじゃない！ちょっとお父さん、見てよ〜」


「ん？……おぉ、いい感じじゃないか



自己紹介が遅れたね、オーナーの高橋です」




出てきたのは眼鏡をかけた優しそうなおじいさん。

どうぞよろしく、と握手を求められ、わたしもよろしくお願いしますと出された手を握る。




「お互い高橋、って苗字だから主人のことはオーナーって呼んでね」



A「分かりました！」






高橋さん曰く、このお店に来るのは基本的に常連さん。

たまに初めて来る人もいるけれど、皆優しい方らしい。



そんな話を聞いてほっとする。



オーナー「Aさんはバイト初めてだし、まずはお客さんに頼まれたものを運ぶ作業をしてもらうね」



メニュー表を渡されて、大体の商品を覚える。



うわぁ……すっごい美味しそう…



そんな事を思いながらじっくりと眺める。



A「種類多いですね」



オーナー「あぁ、そっちの方が楽しいと思ってね」






そう言って微笑むオーナー。



……バイト、楽しいかも…





初めてのバイト、楽しみがどんどん膨らんでいる気がした。






・







A「ただいま〜」




あ「おかえり！どうだった？」




バイトはとりあえず2時間半やって終わった。

帰りもきちんと連絡をして、明るい道を通って完璧。





A「すっごく楽しかった！オーナーの方も優しくって！あとあと………どうかした？」




バイトのことを話そうとすると、聞いてきたあちゃみさんやその場にいたバステンさんがくすくすと笑い出す。




バ「ふふ、すごく楽しかったんだなぁと思って」


あ「Aちゃん目キラッキラしてるよ！…それで？何があったの？」





そんなにキラキラしてたかな？


そんな思いも直ぐに吹き飛び、あちゃみさんとバステンさんに楽しかったことを沢山話した。









・

3月といえば→←優しすぎる優しさ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す