55話:無気力君と忙しい一日と ページ20
貴方「ん、ほらよ。鮭のムニエル」
相「相変わらずなんでも出来るな…」
皿を机に並べながら声を掛ければ、眼鏡を外しながら立ち上がる相澤さん。
そんな相澤さんに笑いながら肩を竦める。
貴方「言ったろ、半万能だからな」
椅子に座りながら笑えば手を合わせる。
相「…本当だな、いただきます」
貴方「いただきます」
貴方「なんか補佐ってよりは同棲だよな」
相「ブッ!?!?」
皿を洗いながらそんなことを呟けば、珈琲を吹き出す相澤さん。
どうしたよ、いやまぁ俺が意図したんだけど←
相「……まぁ、確かにそんな感じだが…」
貴方「だろ??」
クスクス笑いながらリビングに戻ってくれば、マグカップを手にソファに腰掛ける。
貴方「それで、アンタがして欲しくないことなんだよ」
メモを手に首を傾げては相澤さんを見る。
相「…大体は言わなくても分かってそうだが」
貴方「まぁな」
肩を竦めれそう言えば、
相「…生活していく内にお前なら勝手に判断するだろ」
と言いながら珈琲を飲む相澤さん。
貴方「なら俺の好き勝手にさせてもらうか」
相「程度は考えろよ」
クスリと笑いながら珈琲を啜れば、相澤さんも釣られてクスリと笑う。
(……今日一日、とにかく濃かったな…――――)
学校から電話が掛かってきた為に遅くなるようで、
相「あー…先ベッド行っててくれ」
貴方「ん、わーった」
と短く言葉を交わせばそのままベッドに倒れこむ。
貴方「……そういや、校外で無許可で個性使っちまった…」
今更なことを思い出せば苦笑を溢しつつも天井を見上げる。
(……あの時……――――)
―――――――
貴方『―――……相澤!!』
――――――――
貴方「……俺も、そうとう絆されてんな。たかが色恋ごと、されど色恋ごとってか??」
そっと天井に手を伸ばせば、手の甲をジッと見つめる。
(……まぁ、アイツも自覚というか、気持ちは認識してんだろ)
小さく息を吐けばそのまま手をおろし、そのまま目を閉じる。
(……少なくとも、アイツから行動を起こすまでは待ってやるべきか…――――)
ガチャッ……―――――
相「A……って寝てんのか……??」
(……これって寝たふりしてたらどうすんだ…??←)
ほんの少しの悪戯心と好奇心から、寝たふりをしてみることにした←
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ta0628tm0105(プロフ) - 最高＼(^o^)／ (2021年5月28日 23時) (
レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
わがはいは猫(オタク)である。名前はもうある。 - 地面に頭こすりすけながら歩くって無理じゃね？？ (2018年12月7日 20時) (レス) id: 681019e2ea (このIDを非表示/違反報告)
談 - 地面に頭擦り付けて歩かないといけない人が堂々と歩いてる姿勢尊敬します。 (2018年7月21日 2時) (レス) id: f1972ab3b6 (このIDを非表示/違反報告)
華 - 暇で幸せそうで何より (2018年7月21日 2時) (レス) id: 17d3fc92fa (このIDを非表示/違反報告)
kira(プロフ) - 良かったです。特に相手が先生な所がいい。あと、主人公の戦闘狂な所をもっと欲しいです。そして、イチャイチャお願いします。 (2018年6月28日 4時) (レス) id: 045b1acecc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＠黒
| 作成日時：2018年6月9日 14時
