52話:無気力君と事件の結末と ページ17
相「……っ………A………??……――――」
貴方「オイコラてめぇ………何死んじまったみてぇに俺の名前呼んでんだ」
死んでねぇのかって??
死ぬわけねぇだろ、死んだら小説終わるわコラ←
相「!!…お、前!!何俺の下敷きになってんだ!?!?」
つい反射的に抱きしめちまったが、どうやら俺の方が下になっているらしい。
慌てて俺の上から起き上がれば、そのまま俺から降りる相澤さん。
貴方「知らねぇよ……俺だって反射的に動いた上にアンタの名前叫んでんだから…」
ため息交じりに痛む体を起こせば、どうやら二階から一階に落ちたらしい。
(あの爆弾野郎、一回〆てやろうか……??←)
貴方「んで怪我は??」
相「俺よりもお前の方だろ……!!」
貴方「…………おう、無茶して悪かったのは謝るから、んな泣きそうな顔すんなよ相澤さん」
顔を伏せた相澤さんの顔を覗き込めば、普段からは想像も出来ねぇが今にも泣きそうな顔してた。
相「………っ……こんの……馬鹿が…!!」
貴方「おーおー……遠慮ねぇの……」
苦笑しつつ、俺の胸に飛び込むように抱きついて来た相澤さんを受け止めれば、なんか分からねぇけど頭を撫でた。
(……これ、再生はすぐ出来っけど骨何本かいってんな……)
小さくため息を吐きつつ、緊張が解けたせいか俺の胸の中で静かに泣き始めた相澤さんをどう治めるもんかと頭を撫で続けた。
――――――――
あの時の俺のメモが元で警備員が警察を呼んでたらしく、思ったよりも早く警察がやって来た。
まぁそこはプロヒーロー、相澤さんが警察にしっかり状況は説明してた。
俺??……俺は……――――
「お兄ちゃんっ!!さっきはありがとう…!!」
貴方「おー、爆弾持ってきた坊主か」
「うん……本当にありがとう!!」
貴方「てめぇが助けろって俺に言ったからな、俺はヒーローじゃねぇが目の前で助けを求めてる奴くらいは助けられる」
「……っ…お兄ちゃんは!!僕にとっては最高のヒーローだよっ!!」
………子供って純粋だよな。
貴方「……なら、お前も誰かにとってのヒーローになってみせろ。俺みたいに、誰か困ってる奴を助けてみろ」
「……うんっ!!僕も…誰かのヒーローになるっ!!」
貴方「ん、じゃあな坊主」
「僕、お兄ちゃんのこと忘れないからねっ!!」
俺に手を振っては母親の元に向かって走り出す坊主を、手を軽く振って見送る。
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ta0628tm0105(プロフ) - 最高＼(^o^)／ (2021年5月28日 23時) (
レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
わがはいは猫(オタク)である。名前はもうある。 - 地面に頭こすりすけながら歩くって無理じゃね？？ (2018年12月7日 20時) (レス) id: 681019e2ea (このIDを非表示/違反報告)
談 - 地面に頭擦り付けて歩かないといけない人が堂々と歩いてる姿勢尊敬します。 (2018年7月21日 2時) (レス) id: f1972ab3b6 (このIDを非表示/違反報告)
華 - 暇で幸せそうで何より (2018年7月21日 2時) (レス) id: 17d3fc92fa (このIDを非表示/違反報告)
kira(プロフ) - 良かったです。特に相手が先生な所がいい。あと、主人公の戦闘狂な所をもっと欲しいです。そして、イチャイチャお願いします。 (2018年6月28日 4時) (レス) id: 045b1acecc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＠黒
| 作成日時：2018年6月9日 14時
