48話:無気力君とプレゼントとヴィランと ページ13
相「幾らだった??」
戻ってくれば財布を取り出そうとしながら首を傾げる相澤さんに笑いながら眼鏡を掛けてやる。
貴方「俺からのプレゼント、大切にしろよ??」
相「……!!…」
(気付いてなくてもこれくらいなら普通の領域内、だよな??)
驚いている先生を横目にフードを被り直しては、クスリと微笑み歩き出す。
相「…………」
その時、何処か嬉しそうに少し頬を赤らめながら微笑む相澤さんが俺の背中を見てたことは知らない。
貴方「さて、次はサプリメントか」
相「それは俺の食事を気にしてか??」
貴方「それもあるが、それは俺が補佐してれば対応できる」
薬局に来ればサプリメントの袋を見つめ、ヒョイと二つ手に取る。
相「それ飲めばいいのか??」
貴方「嗚呼、とりあえずこれ二つ飲んどけ」
相澤さんに手渡せばレジを通している間外で待っておく。
「……!!」
貴方「おっと……悪いな、大丈夫か??」
ふと足元の辺りの子供がぶつかれば視線を下す。
「だ、大丈夫……」
貴方「…………そうか、悪かったな坊主」
そう言っては『ポケットの中で飴を作りだし』、手に握らせれば背中をトンッと押してやる。
「……!!」
貴方「ほら行け、俺みたいな大人に気を付けろよ」
こういう時、こういう個性だと良いよな←
(―――……ん…??)
ふと背中で感じた悪意と不穏な気配。
(………念のため、構えは要るか……いや、相澤さんに報告が…――――)
…ピッ……ピッ……ピッ……――――
貴方「………何処だ…??」
相「待たせたな……どうした無力」
俺の耳に微かに入ってきた機械音に目を細め視線を巡らせれば、帰ってきた相澤さんが俺の様子に気付いたのか近寄り声を掛けてくる。
貴方「……ヴィランだ、爆弾を何処かに」
相「!!……こんな時にか…」
貴方「何言ってんだ、俺が居るからこそ良かっただろ??『相澤先生』??」
そう言ってニヤリをしつつわざとそう呼べば、少し驚いた後にクスリと微笑む。
相「……状況は??」
貴方「ヴィランは推測だが二階に五人、一階に四人。典型的なテロで爆弾は今の所一つ、俺なら解除できる」
手短に状況を告げれば少し考え込む相澤さん。
貴方「…相澤さん、俺に考えがあります」
クスリと笑いながら視線を向ければ、口を開く。
――――――――
さて……デート中にまさかのヴィラン襲来!!
夢主君と先生はどうするのでしょうか!!
そして私、作者はスランプだぁ……←
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ta0628tm0105(プロフ) - 最高＼(^o^)／ (2021年5月28日 23時) (
レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
わがはいは猫(オタク)である。名前はもうある。 - 地面に頭こすりすけながら歩くって無理じゃね？？ (2018年12月7日 20時) (レス) id: 681019e2ea (このIDを非表示/違反報告)
談 - 地面に頭擦り付けて歩かないといけない人が堂々と歩いてる姿勢尊敬します。 (2018年7月21日 2時) (レス) id: f1972ab3b6 (このIDを非表示/違反報告)
華 - 暇で幸せそうで何より (2018年7月21日 2時) (レス) id: 17d3fc92fa (このIDを非表示/違反報告)
kira(プロフ) - 良かったです。特に相手が先生な所がいい。あと、主人公の戦闘狂な所をもっと欲しいです。そして、イチャイチャお願いします。 (2018年6月28日 4時) (レス) id: 045b1acecc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＠黒
| 作成日時：2018年6月9日 14時
