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「――――…なら、その辺上手くする。それでいいよな?」

「嗚呼、俺達なら……いや、俺達とAの曲なら出来る」

「うん…!絶対成功させようね!」

「Aも、もし来れそうならおいでよ!」

暫く曲について質問や話をしてから纏めると、そう誘われてチケットを一枚貰った。

そう言えば昔、冬弥君からも貰った気がするな、チケット。


「嗚呼、必ず行く」

受け取ってそう言えば四人は嬉しそうに笑った。

そのまま四人を見送ってから部屋に戻ってくれば携帯を開く。


「………お泊り会、か?」

携帯に届いていた司君からのメールを開けば楽しそうな四人の写真が届いていた。

修学旅行やらはこんな感じなんだろうか。


(いや、その前にニーゴに連絡をしないといけないな)

ふと思い出しては携帯でアプリを開く。…と同時に夥しい量のメッセージが飛び込んできた。


『……@、大丈夫?』

『…前、雪が会ったって言ってから、反応無いね』

『もしかしてあのニュースの駅前の通り魔事件の被害者って……』

『あ、今既読付いた!@、生きてる?』

『遅くなって悪い。えななん、お察しの通りだ』

鳴り止まない通知の山を聞き流して返事を返せば『お察し…って……え!?』と驚いたようなメッセージが帰ってきた。


『……あの後…?』

『嗚呼、知り合いと会ってそのまま刺された。今は病院だ』

『……サラッと言ってるけど、結構深刻なことじゃ…?』

『ちょ…それ大丈夫なの!?ニュースじゃ瀕死の重傷って…!』

『奇跡的に助かった』

『そんなのあり?でもまぁ元気そうなら良かったけどさー!』

久しぶりのニーゴとの会話に懐かしさを覚えつつ、暫くはコラボの作曲は待ってほしいことを伝えた。


『悪いな』

『大丈夫、こっちも時間掛かりそうだから…ちゃんと休んでね』

『……うん、退院したら今度は皆で』

『あ、前のは予定が合わなくて@が駄目になっちゃったもんね』

『じゃあ今度は退院祝いってことで!』

『嗚呼、早く退院できるようにする。心配を掛けて悪かった』

そう告げてアプリを落とせば小さく息を吐いて携帯の画像フォルダーを覗く。


(…もし、死人以外の何かになれれば、これを見た時の感覚も変わるんだろうか)

彰人君達の写真や司君から送られた少ない写真を見ながら、俺はぼんやりと考えていた。

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れんちゃ - もういつの間にか数年もたっていたんだな…続きをずっと楽しみにしてるよいつかまた戻ってこねぇかな (5月27日 1時) (レス) @page50 id: 98fe1eda88 (このIDを非表示/違反報告)
のなめ - 最高です (2022年12月23日 15時) (レス) @page50 id: 2b5e96f834 (このIDを非表示/違反報告)
- 好きです。続き楽しみにしてます! (2022年5月21日 18時) (レス) @page50 id: 0a8dc521f1 (このIDを非表示/違反報告)
nana民(プロフ) - あんまりGLって苦手なんですけど主様のは全然welcomeです (2022年4月11日 15時) (レス) @page33 id: 52a3fcc53d (このIDを非表示/違反報告)
錫也(プロフ) - キャラ同士のCP込のやつってあまり読まないんですけど、好き。主くんの考え方も好きだし、鋭くてそれでも好意を受け取らないとか、最後の最後にちゃんと自分っていうのを確立できたような、文才から何から優ですわ… (2022年2月18日 11時) (レス) @page50 id: b3cb4375d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:@黒 | 作成日時:2020年11月23日 10時

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